サンマルクHD【24年決算】、営業利益11倍に急騰。レストラン業態に軸足。喫茶はしっかり利益を稼ぐ。

 株式会社サンマルクホールディングス(本社:岡山市北区、代表取締役社長:藤川 祐樹)が、2024年3月期決算を発表した。営業利益が11倍に急騰した。

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 売上高645億56百万円(前期比11.6%増)、営業利益 26億20百万円(993.7%増)、経常利益27億53百万円(72.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億69百万円(前期比132.8%増)となった。新規に22店舗を出店し、直営店718店舗、フランチャイズ店24店舗、合計742店舗。

 「ベーカリーレストラン・サンマルク」「生麺専門鎌倉パスタ」などレストラン事業は、売上高380億22百万円(13.9%増)、営業利益は26億93百万円(86.9%増)。「サンマルクカフェ」「倉式珈琲店」など喫茶事業は、売上高265億34百万円(8.5%増)、営業利益は16億15百万円(495.4%増)。

 25年度は、売上高640億円(0.9%減)、 営業利益30億円(14.5%増)、経常利益30億円(前期比9.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益21億円(前期比116.6%増)を見込む。内訳は、レストラン事業で売上高385億円(1.3%増)、営業利益29億90百万円(11.0%増)、喫茶事業で売上高255億円(3.9%減)、営業利益16億80百万円(4.0%増)を見込む。喫茶は減少傾向と読む。かつては営業利益率10%と筋肉質だったが。

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取材・執筆 : 安田正明 2024年5月14日

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