老舗フレンチ「精養軒」、上場廃止。明治5年創業以来の危機。

 東京・上野恩賜公園内にある老舗フランス料理店「上野精養軒」を運営する株式会社 精養軒(本社:東京都台東区、代表取締役社長:酒井 裕)が、東証スタンダードでの上場を5月19日をもって廃止すると発表した。

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 創業は明治5年(1872年)。鹿鳴館時代以前から存在し、文明開化を担った。しかし、コロナ禍で、21年1月期赤字4億76百万円、22年1月期赤字3億9百万円と、創業以来の最大の危機に直面している。さらには、上野本店が1961年に建て替え後、60 年以上が経過しており、耐震補強など老朽化への対策等の難問も抱えている。

 非上場化して、大株主の三井不動産などと再建を図る。

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取材・執筆 : 加藤一 2023年3月13日

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