タピオカ「Chatime」FC企業、破産。ブームは終わっていたが、コロナ融資で凌いできた。

 台湾発のタピオカドリンク店「Chatime」の関東地域でのFC店を展開していたプレディクト株式会社(本社:東京都港区、轉充宏社長)が、11月21日に東京地裁より破産開始決定を受けたと東京商工リサーチが報じた。負債総額は推定6億円。

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 設立当初はプライベートジムの運営などを手掛けていたが、その後、飲食店に業態を転換。近年はタピオカドリンク店「Chatime」のFC店経営を中心に事業を展開していた。台湾発の有名タピオカチェーンのひとつとして一定の支持を受け、ピーク時には関東地区で10店舗以上を出店し、2020年10月期には売上高約3億4800万円をあげていた。

 しかし、「新型コロナウイルス」感染拡大やタピオカブームの収束などから経営状況が悪化。コロナ関連融資の利用などで凌いでいたが、支えきれず22年10月31日までに全店舗を閉店させていた。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年11月28日

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