ヴィアHD、26億の債務超過で事業再生へ。金融機関から返済猶予受ける。

 「備長扇屋」や「日本橋紅とん」などを展開する株式会社ヴィア・ホールディングス(本社:東京都文京区、代表取締役社長:横川 紀夫)が、事業再生 ADR 手続を利用して事業再生を行うと発表した。

 事業再生ADR手続は、事業価値の著しく低下して再建に支障が生じないよう、会社更生法や民事再生法などの法的手続によらずに、金融機関との合意に基づき借入金を猶予・減免してもらうことで企業を再建すること。ヴィアは2021年4月20日開催予定の事業再生計画案の決議のための債権者会議の終了時まで、りそな銀行などから借入金返済の猶予を受けた。

 ヴィアは、2021年3月期第3Q(20年4~12月) 決算において、最終赤字38億89百万円を計上し、26億73百万円の債務超過となっている。

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取材・執筆 : 加藤一 2021年2月16日

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