破竹の勢いで店舗が急増中の「横浜家系ラーメン 壱角家」。運営元に成長の極意を聞いた。
東京都内の主要なターミナル駅周辺でよく見る、巨大な提灯や点滅する電飾、巨大な文字の看板など、強いインパクトが残るこれらの飲食店。「横浜家系 壱角家ラーメン」、「情熱のすためし」、「鉄板王国」、「東京名物 油そば」などを運営する、グループ会社7社(株式会社マック、株式会社ユウシン、株式会社イー・ダイニング、株式会社神戸らんぷ亭、及び株式会社ブレイツ)は、2016年3月1日に、株式会社ガーデンをホールディングスグループの親会社として設立し、既存7社ある全事業運営会社は100%子会社として連なるグループ会社へと組織再編を行った。
國松 晃氏(株式会社イー・ダイニング 代表取締役社長CEO)
M&Aを主軸に規模を拡大してきた企業は、業態に対する思いが無く、利益だけを追い求める冷徹な企業に世間から思われがちだ。あまりメディア露出が少なく実態が掴めないことから、ガーデンもその冷徹な企業の一つに写りやすい。失礼ながら、私もその一人だった。しかし、取材と通して少しずつ見え方が変わってきた。"企業再生企業"として不採算店を抱える企業を買収し、赤字を黒字へと転換させてきた同社の社風は冷徹のそれとは異なり、"人の力こそが企業再生への特効薬"だと訴えている。外食業界でも異彩を放つガーデン。今回は、國松 晃氏(株式会社イー・ダイニング 代表取締役社長 CEO)に、同社のM&Aの経緯と店舗運営の考え方について伺った。