やじうま速報
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取材・執筆 ： 加藤一 2018年6月11日執筆
内閣府が地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々に毎月調査を実施している。5月は飲食関連の3ヶ月前と比較しての景気の現状に対する判断ＤＩは、46.2となった。4月に比べ、1.2ポイント低下。2～3ヶ月先の景気の先行きに対する判断ＤＩは、47.2となった。こちらは4月より1.4ポイント上がった。横ばいは50.0であり、やや停滞感がある。
「緩やかな回復基調が続いているものの、一服感がみられる。先行きについては、人手不足、コストの上昇等に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」と内閣府は評価している。飲食関連では、人手不足への懸念が続いている。
■街の声
「天候が良くなったことで、週末は特に、飲食店への販売量が増えている。」（東北・一般小売店［酒］）
「ゴールデンウィーク明けからの来客数が例年にない減少幅となっている。給料日である25 日以降は盛り返しているものの、全体的に財布のひもが固く、余り景気の良くない状況が続いている。」（東北・一般レストラン）
「梅雨の予報が出たが、降雨日数が多いと聞いている。雨が多いとどうしても客足が鈍るので、悪くなる。」（北関東・スナック）
「３か月前の２月は最も売上の悪い月である。５月は来客数がかなり増加しているので、３か月前と比べると良くなっている。」（南関東・一般レストラン）
「次第に一般企業のサラリーマンの消費マインドが上がってきている。」（東海・一般レストラン）
「ゴールデンウィークは好調に動いたが、ゴールデンウィーク明けから来客数が前年割れの店舗が増えている。」（東海・高級レストラン）
「これまで聞いたことのない話だが、幾つかの取引先で厨房のアルバイトの確保ができないため、ゴールデンウィークに店を休業するところがあったとのことである。初めて聞いた話であり、人手不足はかなり深刻になっている。」（北陸・一般小売店［鮮魚］）
「休日明けの月～火曜日の来客数が改善している。」（近畿・一般レストラン）
「４月に値上げした影響が５月から本格的に出ると心配していたが、客は納得している様子で苦情などもなく、来客数、売上共前月に続いて増加傾向である。」（中国・一般レストラン）
「訪日外国人の利用もあり、予約も前年より多くなっている。」（九州・一般レストラン）
「南九州に人が集まってきている。アジアからの訪日外国人も増え、大河ドラマに合わせてイベントも増加しており、今後に期待できる。」（九州・高級レストラン）
「例年であれば連休後は入客が落ちるが、今年は観光客が少し落ちて、逆に平日の早い時間帯における地元の若者の来店が増えた。」（沖縄・その他飲食［居酒屋］）
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