スマートフォン版のフードリンクニュースを見る

広告

RSSフィード

スナップショット

フードリンクレポート

2015年8月04日(火)17:14 スナップショット

サメ肉に脚光!ニュートンにて東北復興支援メニュー第一弾「シャーク&チップス」スタート

記事への評価

  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
0.0

取材・執筆 : 原英之 2015年8月4日

キーワード :     

 カラオケパセラ等を展開する株式会社ニュートン(本社:東京新宿区 代表:荻野勝朗氏)は、「サメの街気仙沼構想推進協議会」(宮城県気仙沼市 代表:村田進)と協力し、「スリーモンキーズカフェ」他都内14 店舗でサメの肉を使ったメニュー「シャーク&チップス」の販売を7 月より開始した。去る7月22日、宮城県気仙沼市の菅原茂市長を招き、生販連携による地域活性化協同活動における調印式と共に東北復興支援新メニューの試食会を実施した。今回は、その様子と共に「シャーク&チップス」の実態と可能性についてレポートしていく。

①シャークチップス.png
「シャークナゲット」

 アサヒグループは、以前より東日本大震災で被災した気仙沼市の重要な産業である漁業、とりわけ「サメ」を通じて、地元の水産加工業者、漁師、飲食店、自治体など、地域が一体となって地域活性化に取り組む同協議会の活動に賛同してきた。同協議会の高橋氏(株式会社中華高橋 代表取締役)によると、「気仙沼のフカヒレと言えば世界的に有名な商品だが、サメの肉は練り製品の原料に使われることがほとんどで付加価値のある商品ではありませんでした。そこで加工メーカー、中間卸が中心となりサメの肉の新商品開発、販路確保に取り組んできました。今回採用となったシャークナゲットもその中で生まれた商品のひとつ。しかし自分たちの販売チャネルが中華へ特化していたため、洋風食材のナゲットは販売先確保に苦心していました。ようやく、今回アサヒグループ様の協力より洋食ルートが開拓できました」とのことだ。

③気仙沼市長.png
気仙沼市長 菅原氏

②握手.png
左からサメの街気仙沼構想推進協議会 高橋氏、株式会社ニュートン 上野エリア長 総店長 曲山氏、アサヒビール 市場開発本部 副本部長 理事 米澤氏

 ニュートンは、CSR活動の取り組みとして、事業を通じた東日本大震災の復興への貢献施策を模索しており、取引先であるアサヒビールより「サメの街気仙沼構想推進協議会」の紹介を受けた。サメの肉はクセがないことに加え、低カロリー、高たんぱく食品なので、ヘルシー志向のお客様へ受けられると分析し発売へ踏み切った。スタッフがおすすめをするとかなりの確率でオーダーが入るという。秋以降は中華風、テックス・メックス風などバラエティーを増やしていく方針だ。

④グラタン.png
シャークナゲットグラタン

⑤ナチョス.png
シャークナゲットとトルティーヤチップスのチーズナチョス

⑥唐辛子のピリ辛.png
シャークナゲットのラーヅーチーティン(唐辛子のピリ辛炒め)

 食を通じた復興支援において、サメが担う役割は大きい。サメが持つ負のイメージとは異なり、肉の味わいは淡泊で世間とのギャップの大きさも印象的だった。とはいっても、サメのインパクトだけ人気はそう長くは続かない。今まであまり親しまれてこなかったサメ肉だが、今回の取り組みを通じて世間の目に触れ様々なフィードバックが得られるはずだ。復興支援を通して、サメ肉に脚光が浴びることによって未熟なマーケットが成長し、成熟した商品へと進化していく事を願う。

読者の感想

興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

この記事をどう思いますか?(★をクリックして送信ボタンを押してください)

興味深い
役に立つ
送信する
誰かに教えたい
  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

( 興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

Page Top