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フードリンクレポート

2014年7月20日(日)19:49 ランダムトーク

寿司「一幸」、千葉から世界に羽ばたけ。

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取材・執筆 : 安田正明 2014年7月20日取材

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 千葉の寿司チェーン「一幸」さんの第46期決算と第47期経営計画の発表会に参加させていただきました。一幸さんは千葉・木更津で1990年に寿司・創作料理「一幸」1号店を創業し、現在ロードサイドや商業施設で32店舗を展開し、売上高約35億円の外食企業です。料亭のような純和風の内外装でリーズナブルな日本料理が人気です。

 現在の北見一幸社長の父親が始めたビジネス旅館が母体となっており、会社設立から50年近い長い歴史を持つ企業です。寿司店の他、ラーメン店や居酒屋も展開しています。寿司では店舗だけではなく法事など外販に力を入れています。毎年おせちもは3千食販売しているそうです。2万円にもかかわらずクオリティが高く、私の家族もファンです。

 発表会には金融機関、取引先、社員など約300名が出席して海浜幕張のホテルで開催された盛大なものでした。前半は硬い進行で業績発表と優秀店舗と社員の表彰式、後半は一転、一幸さんの寿司を楽しみながらくだけた演芸大会となります。この演芸が二度と忘れられないくらい酷いと言うか凄い。最後には、会費1万円の中から1千円を原資に、北見社長との大じゃんけん大会で締まります。このメリハリが何とも面白い。

 発表会では「高田屋」で一世風靡したタスコシステムから転じた岡田英樹さんが理路整然と説明。さすがに上場企業の経験者は違います。現場だけでなく、経営が分かっている幹部は外食企業には少ない。岡田さんは入社5年で一幸さんの取締役に就任しました。

 来賓がスピーチで、2年前に北見社長の自殺説が流れたという話をしました。業績が悪くなって奥さんとも別れ自殺したという噂が流れたそうです。心配したその来賓が恐る恐る北見社長の携帯電話に掛けたところ普通に出て安心しました。地方ではこのような嫌がらせが偶にあるそうです。北見社長は「また自殺したら教えてね」とユーモアを交えて応えていました。

 今回の発表会で「売上100億円を目指して突っ走る」と北見社長が宣言しました。当面は知名度の高い千葉で出店を重ねる計画です。和食が世界で認められる中、その最たるものが寿司です。100億円、上場どころか、世界に本物の寿司をカジュアルに提供するコンセプトで突っ走って欲しいです。

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