ランダムトーク
今秋から、飲食店のネット予約システムをスタートしたという話を様々な企業から聞きます。店舗の紹介検索サイトも予約事業に進出しています。さらに、予約だけのサービスを提供する企業も現れています。
確かに、予約の電話をかけるのは面倒です。まだ営業していないかな、と電話をかける時間を気遣いしたり、電車の中など移動中に思い付いても電話をかけられない。見知らぬ人と電話で話すことは気が引ける。親しい人ともメールやSNSなので、電話を掛けることに特別感や抵抗感がある。ネットなら通信料定額だが、携帯電話から固定電話に電話をかけるには別途費用がかかる。
予約がネットに移るお膳立てが揃っているように思います。この中で、機が熟して、予約サービスを提供したい企業が増えたのでしょう。
ある方が言っていました。ネット上での全ての行動は見られていると。アナログの部分を次々にネットに乗せていき、ネットで監視できる部分を増やして行こうという力が作用していると。最近のビックデータの解析ビジネスの話と符合しています。
飲食店の検索状況は現状で補足できますが、検索した方が実際にはどんな店を選んだのかが分からない。この部分を教えてくれるのが予約という行動です。いくら検索されても実際にお客様が足を運んでくれなければ何にもなりません。この一連の行動を分析することにより、どんなキーワードが実際に訪問にまで向かわせるのかが分かることになります。
次々にアナログの部分がデジタルに切り替わろうとしています。ただ一つ言えることは、お客様は料理や接客というアナログを求めて飲食店に来るということです。料理、接客を磨くことが飲食店の究極の生き残り策であることは間違いありません。
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