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フードリンクレポート

2013年9月01日(日)19:07 ランダムトーク

シュラスコ人気は好景気の証。

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取材・執筆 : 安田正明 2013年9月1日執筆

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 人気のシュラスコ料理店に行きました。シュラスコとは、鉄串に牛肉や豚肉、鶏肉を刺し、串を回転させながらじっくり焼いたブラジルをはじめとする南米の肉料理。食べ放題制で、スタッフが串のままテーブルに運び、目の前で食べたい量を切り分けてくれます。様々な肉や部位を少しずつ楽しめるのが魅力です。

 新丸ビルの「バルバッコア」に当日電話すると予約席は終了、自由席も既に並んでいるといわれました。「バルバッコア」は1990年にブラジル・サンパウロで創業。日本へは1994年に表参道に上陸。2007年に新丸ビル店、2008年に大阪・心斎橋店、そして今年11月上旬には渋谷店がオープンする予定です。

 次に銀座の「バッカーナ」に電話しました。予約が獲れたのは20時15分。「バッカーナ」は1991年に東京・笹塚に、UCC上島珈琲がオープンさせた、日本にシュラスコを初めて紹介した店。プロデュースしたのは小島由夫氏。今はタイ料理「コカレストラン」、「マンゴツリーカフェ」、そしてパンケーキ「スラッピーケークス」の代表です。一大ブームを興し、銀座・心斎橋・金沢・名古屋にも出店しました。その後、バブル崩壊で撤退。そして、2011年9月に銀座に復活しました。

 銀座7丁目の資生堂の裏にあるビルの地下にある「バッカーナ」に着きました。20代後半から30代前半の男女で満席。サンバダンサー2名によるショータイムもあり、その際には店中のお客様も踊りだし、店内は興奮状態に盛り上がりました。肉が若者を元気にしてくれます。

 料金は安くありません。食べ放題の料理だけで「バルバッコア」は5800円、「バッカーナ」は4500円です。なのに、大繁盛。今の肉食ブームのはしりと言えるでしょう。

 シュラスコブームが起きた1991年は、後ではバブル崩壊の年と言われています。しかし、その当時はバブルの最高潮でこの好景気が終わるはずはないと思っていました。半裸の女性達がお立ち台で羽根つき扇子を持って踊っていたディスコ「ジュリアナ東京」が誕生したのも1991年です。Jリーグの発足と共に、サッカーの本場であるブラジルのシュラスコ料理がハイライトを浴びました。

 景気が良いと、肉料理が注目されるように思います。「肉を食べて元気になって、頑張って働こう、明日も明るい」という気持ちになるのでしょうか。前回のシュラスコブームの時はバブル崩壊直前でした。今の肉バルブームは好景気の前兆になると良いです。

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