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震災以降続く神奈川県の外食経営者の団体、かながわイレブンの久々の会合で知りました。若者を選挙に行かせようという主旨に、飲食店が協力できるイベントが「選挙割」です。7月21日に投票日を迎える、参議院選挙。選挙に行って、投票所の看板がポスターの前で写真を撮って、「選挙割」の参加店でその写真を示すと各店毎のサービスが受けられるという仕組みです。
主催者は株式会社ワカゾウという議員の先生方のための企画会社。政策を議員の代わりに作ったりしているそうです。こんな企業があるなんて初めて知りました。この「選挙割」は同社が横浜市内の飲食店に限定してボランティアで参加を呼び掛けています。
選挙への年代別投票率は、2013年12月の衆議院選挙で、70歳以上63.30%、60代74.93%、50代68.02%、40代59.38%、30代50.10%、20代37.89%(財団法人明るい選挙推進協会)。若い世代ほど投票に参加していません。実際にこれを反映して、国家予算で使われる金は年輩者に厚くなっているそうです。「自分達が年をとったら、年金の恩恵を受けない」と嘆く前に、若者は自分で投票に行って意思表示をした方が良いのでは。
「選挙割」は若者に選挙に行ってもらうためのキャンペーンです。ネットで調べると、箱根小涌園さんも投票済証を持参すると温泉の入浴料が半額になるキャンペーンを実施するそうです。
先週の日曜、仙台で社団法人東北食の力プロジェクトが主催する復興第2ステージイベント「海と大地のおくりもの」にボランティアで参加しました。同法人は震災直後にフードリンクで設立を支援させていただいた「せんコン」が母体です。外食経営者が中心となって東北の復興活動を震災から3年目となる今も継続しています。
就職で人気の低い外食ですが、社会貢献を行うことにより、現代の若者には輝いてみえるように変えることができるのではないでしょうか。「海と大地のおくりもの」でも多数の大学生がボランティアとして参加していました。
7月の参議院選挙では、ワタミの渡邉美樹氏も、2011年の都知事選に次いで立候補します。それはさておき、若者の投票率アップに貢献する「選挙割」、各地で実施してみてはいかがでしょう。
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