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ランダムトーク

フードリンクレポート

2013年5月19日(日)17:46 ランダムトーク

「NOBU」と「ZUMA」に並ぶ世界チェーンを日本から生み出そう。

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取材・執筆 : 安田正明 2013年5月19日執筆

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 今週21日のR関東の2週間後6月3日にはR関西、とRシリーズセミナーを毎月開催しています。次世代の外食をリードする、「ライジングベンチャー」を次々に紹介しています。震災の年、2011年10月からスタートしました。震災の影響を大きく受け自信を無くした東京。比べて元気だった関西から日本全体を元気にしようと始めました。6月3日のR関西で延べ17回になります。弊社主催のセミナーとしては2000年2月から累計112回目なんです。

 これまで、関西は鳥貴族・大倉忠司社長、東海はジェイグループHD・新田治郎社長、関西はダイヤモンドダイニング・松村厚久社長とともに選んだ「ライジングベンチャー」は37名。R関西では、記念すべき第1回に登場した300円均一の浜焼き「わい家」(ブルーコーポレーション)の長谷川泰三社長は当時5店舗ほど。今やセントラルキッチンも作って17店舗。R東海では、第4回で講演したクラブ・アンティークの田島慎也社長と新田社長がコラボし、 「芋蔵」で田島社長プロデュースのデザートが6月からオンメニューされることになりました。

 反面、パワーが弱かったのがR関東。3エリアの中では震災の影響が最も強く、長引くデフレで勢いのある経営者が少なかった。繁盛店があるとその類似店が一気に広がる。多くが自信を無くして、繁盛店にあやかろうとしました。お客様も少ない予算の中、流行りと言われる無難な店を選ぶ。気が付くと、どこの街にも似たような店ができて、結局は価格競争に陥る。外食業界はオリジナルで勝負する人を讃える余裕はなく、真似ることに終始する。これでは疲弊してしまいます。

 ところが、アベノミクスと共に東京の市場が変わりつつあります。高級店が繁盛する兆しがあります。内装を始め様々な所に金を掛ける。繁盛店になったとしても、資本力がないと真似が難しい。お客様の方も様々な価格帯の店に行き出し分散する。従って、今のように低価格店同士の競合も弱くなります。オリジナルがオリジナルでいられる時代がやってきます。

 これからのR関東の登壇者、面白くなりますよ。東京から日本を、アジアを、世界を変えるライジング・ベンチャーが必ず出てきます。今回のR関東に登壇するセリュックス大塚社長も海外に通用するブランド作りを始めています。今の高級日本料理の世界チェーンは「NOBU」と「ZUMA」。「NOBU」は米国在住の松久信幸シェフがパートナーとして展開していますが、実質は米国企業ですね。「ZUMA」は英国人シェfが居酒屋にインスパイアされて誕生しました。共に、世界主要都市への出店で競い合っています。こんなチェーンが日本から出て来て欲しいですね。

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