仮想通貨に分かれる評価。フェードアウトする店、資金調達に使う店。

 昨今、ニュースを賑わしている「ビットコイン」などの仮想通貨。スマートホンを使って、電子マネーのように簡便に支払できるという。ところが投機性が強いことから、通貨の価値が激しく乱高下。あっという間に数十倍に保有価値が上がったかと思えば、3分の1以下に落ちたりもする。日本円との換算レートが不安定で、決済のツールとしては、通貨の役割をしっかり果たしているのかすら疑問である。そこで、仮想通貨を実際に導入している飲食店を取材し、なぜ導入したのか、どんな顧客がどのくらいの比率で使っているのか。実態をリサーチしてみた。(5回シリーズ)

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六本木のビアバー「Two Dogs Taproom」。ビットコインの手数料高騰により、支払に使う人が激減しているという。

 六本木界隈には「ビットコイン」が使える店が何店かあるが、「Two Dogs Taproom」も決済できる店の1つだ。世界のクラフトビールが20種類以上と豊富に飲めるのと、石窯で焼くジャンボサイズのピザが売り。アメリカのブルワリーレストランを思わせる、カリフォルニアスタイルのビアバーとなっている。

 同店は2013年11月のオープンだが、「ビットコイン」を導入したのは3年ほど前から。「仮想通貨が流行ってきていたので、話題づくりにしたかった」と、同店では宣伝効果を狙っての導入だったとしている。

取材・執筆 : 長浜淳之介 2018年3月15日執筆