泡まで美味しいノンアルコールビール「ドライゼロ クリーミー」。その新感覚の特徴が郊外型で支持される。

 ノンアルコールビールの新しい飲用シーンを創造するために考案された"泡までうまい!新感覚のドライゼロ!「ドライゼロ クリーミー」"が、郊外型で支持されている。株式会社ゼンショクが全国に展開する「焼肉&サラダバーでん」は、郊外のロードサイドでファミリー層を中心に厚い支持を受けているバイキング式の焼肉店である。今回取材した茨城・土浦店では、ドライバーに対する提案として、今年3月にノンアルコールテイスト飲料「アサヒ ドライゼロ」の、泡まで美味しい新しいノンアルコールスタイル「ドライゼロ クリーミー」をメニュー導入した。それ以来、焼肉との相性も良く、売れ行きも好調のようだ。今回は、「焼肉&サラダバーでん」土浦店の根岸正人氏(外食事業部 関東営業部長)にロードサイド店舗での、昨今のノンアルコールビール事情を伺った。

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新感覚のノンアルコールビール「アサヒ ドライゼロ クリーミー」。

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焼肉&サラダバーでん土浦店。

 「焼肉&サラダバーでん」は、全国に26店舗を展開するサラダバー式の焼肉チェーン。最大110種類の食べ放題が看板メニューで、定番のカルビやロース以外にも、海鮮類やデザート類なども充実している。サラダバーが付くことで、満足感のある美味しい料理を堪能できる幅広い客層から支持される人気店である。

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店内中央のサラダバーコーナー。

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個室も完備。子供連れの宴会なども多い。

 しかし、以前はロードサイド店に付き纏うアルコールに関する課題を抱えていた。焼肉と言えば、"ビール"。ビールと焼肉をセットで楽しみたいと声が多いなか、車を運転するからアルコールを飲めないといったお客様の声に応えられないでいたのだ。ドライバーがアルコールを飲まないのは当然の事だが、どうにか解消できないか悩んだと根岸氏は話す。

 以前から、ノンアルコールビールは取り扱っていたものの、結果的に思うように売り上げが伸びなかった。その最大の要因は味のではないかと考えられた。発売された当初は話題になったものの、ビールと比較すると、どうしても物足りないイメージがお客様に定着してしまっているように感じられた。ノンアルコールビールは、まだビールの代替品に成りきれていなかったのではないだろうか。

 そこで今年の4月より、思い切ってノンアルコールビールに「ドライゼロ クリーミー」を導入することに決めた。その理由について「他のノンアルコールビールとは違った魅力があった」と根岸氏は話す。 

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彩り55種類食べ放題。(男性2919円、女性2604円、小学4~6年生1050円)

 「ドライゼロ クリーミー」は、アサヒビールが提供するノンアルコールビール「ドライゼロ」の新たな飲み方提案だ。これは、ドライゼロ小びん専用に開発した「クリーミーフォーマー」を使用することで、きめ細やかでクリーミーな泡を注ぐことができる、新感覚のノンアルコールビールである。ノンアルコールビールの課題の一つであった泡を、ベストな状態で提供することができる画期的な商品である。

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「クリーミーフォーマー」を使った注出光景。きめ細かでクリーミーな泡が特徴。

 以前、取り扱っていたノンアルコールビールは、1ヵ月で約30本程度の注文であったが、、「ドライゼロ クリーミー」を導入したことにより、平日では、1日5~6本、週末には約20本程度の注文されることもある。1ヵ間で、約1函から約3~4函まで注文が伸びたのだから驚きである。「ドライゼロ クリーミー」を導入する以前は、宴会の乾杯などでもウーロン茶などのソフトドリンクがよく注文されていた。しかし、今では、乾杯の時にソフトドリンクを注文するお客様はほとんどおらず、ノンアルコールビール「ドライゼロ クリーミー」の注文が格段に伸びた。

 「『ドライゼロ クリーミー』の導入によって、お客様はビール本来の美味しさをノンアルコールでも楽しむことができるようになった。」と根岸氏は話す。泡の品質が向上したことによって、徐々にお客様もノンアルコールビールを注文するようになり、今まで我慢してビールを飲まなかったお客様も、まるで樽生ビールかのような泡が特徴の「ドライゼロ クリーミー」だったら美味しく焼肉と楽しむことができるようになった。

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POPによる効果は大きい。

 ドライゼロ クリーミー」の人気を支えているのは店舗スタッフたちである。しっかりとお客様に商品説明をして、POP類がお客様の視界に入るように工夫して設置する事で注目を集めた。

 「POP類の掲示はとても有効でした。お客様は特にノンアルコールビールについて詳しくないので、しっかりと商品の特徴が伝わるように掲示して、店舗スタッフの方からもドライバーに向けて積極的にご案内をさせて頂きました」と話す。特に家族連れのお客様が来店された際には、ドライバーにしっかりとオススメしているという。こうした商品説明もあって、今では「ドライゼロ クリーミー」がお客様の間でも浸透し始めている。

 また、オペレーション上でも大きなメリットがある。通常の生ビールを提供する際は、キッチンの中で注いだビールをテーブルまで持って行くが、「ドライゼロ クリーミー」はお客様の前で泡を注ぐことができる。そのため、大人数の宴会などでは、泡のバランスが疎らな状態で提供しまいがちだったところを、お客様の前で出来たての泡を均等に注げるようになった。お客様のテーブルで「クリーミーフォーマー」を使って注ぐため、視覚的にも楽しくお客様との接点も増すメリットもある。

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根岸正人氏(株式会社ゼンショク 外食事業部 関東営業部長)。

 店舗スタッフは、「お客様の目の前で提供するようになった事で、お客様とのコミュニケーションが取れるため、接客においてもメリットが大きい」と話す。スタッフとお客様の接点がなかなか作りづらいなかで、商品説明をしながらコミュニケーションが取れるため、常連客が多い郊外のロードサイド店では、非常に重宝されるツールとなる。

 また、「お客様の目の前で提供する事で、店舗スタッフが専用タンブラーの洗浄に気を配り、付着した汚れやくもりなどないように常に意識するようになった。」と話す。お客様との距離が縮ることで、様々な相乗効果が生まれている。

 週末にもなると店内は子供で溢れかえる。子供連れの親は、そんな状況で安心してアルコールを飲む方が難しいだろう。そうした背景もあり、ロードサイド店でノンアルコール飲料は欠かせない存在になりつつある。」「ドライゼロ クリーミー」は飲食店でのみ取り扱っており、ノンアルコール飲料のなかでも一線を画した存在になりつつある。美味しいノンアルコールビールを飲みたいときには、ぜひ車を走らせて飲みに行ってみてはいかがろうか。


まだまだビールの代替品としては物足りなく思えたノンアルコールビールだが、今回の「ドライゼロ クリーミー」のように、樽生ビール本来の美味しさである泡を忠実に再現したノンアルコールビールが登場したことで、"ビールが飲みたいけど飲めない"というお客様の思いに応えられるようになっていると感じる。「ドライゼロ クリーミー」の登場は、ノンアルコールビールというジャンルを一歩先へ進める次世代の新しい商品である。今後はさらにロードサイドを中心にノンアルコール飲料の需要が高まるだろう。そうなった時に、「ドライゼロ クリーミー」は、ビール本来の美味しさを求めるお客様に支持される事だろう。

取材・執筆 : 酒井慎平 2013年8月1日執筆

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