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お店を知る

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2017年3月03日(金)12:44

クラフトジンの魅力をカクテルで発信するジン専門バーが登場。「バージュニパー・セカンド」(大阪・梅田/ジン専門バー)

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取材・執筆 : 西尾明彦 2017年3月3日

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 クラフトジンを中心に、ジンを様々なカクテルで楽しめるジン専門バー「BAR JUNIPER SECOND(バージュニパー・セカンド)」が、300種類以上のジンが揃う「BAR JUNIPER FIRST(バージュニパー・ファースト)」の姉妹店として、昨年11月10日にオープン。国内外のジンファンから熱視線を集めている。

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セカンド店長の瀬川亮氏。奈良県桜井市の会員制バー「THE SAILING BAR」で渡邉匠氏に4年間師事。「ディアジオ ワールドクラス2014」ジャパンファイナリストなど、カクテル大会の経験豊富なカクテルのスペシャリスト。

 同店のオーナーバーテンダーは、北新地の名門「Bar,K(バーケイ)」出身の川﨑正嗣氏。2008年にリキュール専門バー「THE BAR Elixir-K(ザ・バー エリクシールケイ)」で独立。2011年にオープンしたジン専門バー「BAR JUNIPER FIRST(バージュニパー・ファースト)」と合わせて3店舗となる。

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「セカンド」は外からの視認性も良く、ジンの世界への入口のようなバー。カウンター8席。

 内装はジンを造る蒸留所をイメージした、近未来の工場のようなスチームパンク調。複式蒸留器を模したオブジェは冷蔵室で、窓から見えるのはジンのボトルの数々。

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「セカンド」は15時オープン。19時まではハッピーアワーでノーチャージ、月替りのお薦めジンが200円引きと、気軽に来てもらえるよう、間口を広げた。

 客単価もファーストより手頃で、2000~3000円程度。客層も20代から40代前半が中心と、ベテラン客も多い北新地では若い。外国人客も2日に1組は来店する。

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クラフトジンなど、ジンのボトルが約150本以上並ぶ。隣接する「ファースト」には300本以上。

 「ファースト」、「セカンド」と、ふたつのジン専門バーで目指しているのは、ジンの魅力を、お客様に分かりやすくお伝えすること。

 「『セカンド』はビギナーの方にも、ジンを気軽に飲んでいただきたいですね。香草や薬草を使ったハーブカクテルなど、ジンをカクテルで楽しんでいただけます。瀬川の技術、豊富な引き出しがあるからこそのお店です」と、オーナーバーテンダーの川﨑氏。

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「フレッシュバジルスマッシュ」。カルダモンなどスパイス香るジンを使った、食欲を増進させてくれる爽快な食前酒。ディナー前にバーで1杯に最適。

「目指しているのは、世界基準のバーです。『セカンド』は、仕事が早い海外のバーを意識して、日本ではほとんど導入されていない自動でリンスする機械も取り入れました。バーテンディングの技術があってこそ活用できる、魅せるカウンターです」

「海外のバーテンダーは、ジャパニーズスタイルのテクニックを積極的に取り入れて進化しています。日本ものほほんとしていられません。海外の流行を取り入れたり、スピークイージー(潜り酒場)の要素を取り入れたり、面白いことをやっていきます」

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流行のビターカクテルを表現した「ストマックリバイバー」。3年熟成のジュネバジンをベースに、紅茶やハーブのフレーバーが香る、飲みごたえある最後の1杯。

「コンセプトをいかにしっかり作りこむかが大切なので、今はお客様のニーズを見極めているところです。その上で、ジンのメニューやカクテルの提案の仕方など、新たなアプローチ方法を作り上げていきます」

「ジンの規格は、ジュニパーベリーを加えて蒸留していること。他のスピリッツと較べて規格が厳格でない分、造られるタイプや味わいが幅広く、どんなジンを造るか、蒸留所に創意工夫の余地がたくさんあるのが魅力です」

 「ファースト』オープンした時には、「ジンだけで大丈夫?」と心配されたが、今では多くのバーラバーに愛され、メーカーやインポーターから、新アイテムのリリース前には案内が来るようになった。

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店内奥には、ファーストへの隠し扉が。知っている人しか入られない特別感がある。「セカンド」でジンの魅力を知り、より深遠な世界を知りたくなったら「ファースト」へ。

「ファーストは、ジンをより深く楽しみたい方に向けて。個性的なジンを、ストレートやロックで、フードとのペアリングも始める予定です」

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オーナーバーテンダーの川﨑氏(左)と、「バージュニパー・セカン」ド店長の瀬川氏(右)。

「今後は店内で水耕栽培ハーブを育てて、ハーブの発信をしてみたいです。先駆者でありたいですね。ゆくゆくはインポーターとして、日本未入荷のジンやリキュールの輸入も手がけたいし、樽工場から樽を買って、ジンの自家樽熟成もやってみたい。やりたいことが山ほどあるんです」

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中央のロゴマークを挟んで、右側の薬棚のような扉が「セカンド」。夏季にはオープンテラス席が設けられる。左側が「ファースト」。自動販売機は...?

 人気が高まりつつあるクラフトジンも、そのボトルの個性を活かした飲み方で味わってこそ。ジンを知り尽くしたスペシャリストによる、奥深いジンの世界への入門編バーの登場で、ジンラバーは更に増え続けていきそうだ。

■BAR JUNIPER SECOND(バージュニパー・セカンド)
住所:大阪府大阪市北区堂島1-4-4 NJビル1F
TEL.06-6348-0414
https://www.facebook.com/BAR-JUNIPER-168870046509202/

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