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お店を知る

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2015年9月02日(水)13:00

"パーフェクトな"餃子が楽しめるスタイリッシュな餃子BAR 「GYOZA ROCCOMAN」が日吉にオープン (横浜市・日吉/餃子バー)

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取材・執筆 : 石村紀子 2015年8月25日取材

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 8月11日、東急東横線・目黒線日吉駅から徒歩2分の好立地に、"パーフェクトな"餃子を提供する「GYOZA ROCCOMAN」がオープンした。餃子から連想するチャイナなイメージとは異なり、まるでカフェのようなスタイリッシュさが特徴の店である。存在感あるオシャレな外観はオープン前から注目の的となり、事前問い合わせが多く寄せられたという。経営するのは、神奈川県を中心にフレンチ、イタリアン、居酒屋やしゃぶしゃぶ食べ放題など11店舗を展開するファンクリックス株式会社(所在地:東京都目黒区、代表取締役:木月 浩平氏)。今回は初の餃子業態の店である。

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東急東横線・目黒線日吉駅、西口から徒歩1分。駅前から延びる商店街沿い、角地の1Fと、立地は抜群。モノトーンのコンクリートの外観がひときわオシャレで目を引く。

 日吉は東京のベッドタウンであるほか、慶応義塾大学をはじめとする学生の街でもある。東急東横線・目黒線が通るほか、横浜市営地下鉄の始発駅であるなど、交通の便もいい。2つ隣り駅の武蔵小杉は開発が進みバブリーな雰囲気を漂わせているが、こちらはよい意味で落ち着いており、駅前には地元密着型の飲食店が軒を連ねている。

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ROCCOMANとはその名の通り、餃子6個の意味。スタイリッシュなロゴもよく見ると餃子の形だ。

 さまざまな業態の店があるが、中でもラーメンは激戦区。餃子を提供する店は多いが、どこも昔ながらの中華屋さんという雰囲気で、女性がひとりで立ち寄るには勇気のいる店構えをしている。

 「餃子はいまや日本の国民食ですが、女性が入りやすいお店はまだまだ少ないのが現状です。そこで、女性がひとりでも気軽に入れるおしゃれな餃子屋さんを作りたいと考えました。餃子業態の構想自体は2年ほど前から社内で出ていたのですが、その頃はそれに合う物件がないという判断でした。それから今まで、さまざまな業態の店で実績を積み、今回、満を持しての出店を迎えられました」(「GYOZA ROCCOMAN」 マネージャー 青山氏)

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1階は12席。コンクリートの打ちっぱなしの壁やハイチェアが、まるでバーのような雰囲気だ。

 武蔵小杉、綱島、新丸子など、東急沿線に多く既存店を出店している同社だが、日吉は今回が初めて。念願かなっての出店だったという。というのも、日吉はそのこじんまりとした雰囲気とは裏腹に、乗降人数が非常に多く、飲食店にとっては魅力的な街だからだ。
 
 東急東横線だけみても、日吉の乗降人数(2014年度)は14万6201人。武蔵小杉の16万5188人と並ぶ数で、自由が丘の9万6158人より圧倒的に多い。この数は東横線内では渋谷、横浜、中目黒、武蔵小杉に次いで5番目だ。

 「日吉は激戦区なんですよ。ここも人通りが多いので宣伝費がいらないほど(笑)。でも、その分、人々の舌は肥えていて、評価はシビア。実力が試されます。この街で、餃子といえばROCCOMANといわれるように頑張りたいと思います」(「GYOZA ROCCOMAN」 店長 小泉氏)

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2階はテーブル席で18席。窓際には奥行きの深いソファが置かれ、まるで北欧風のカフェのようだ。

 オープンから2週間。18時には連日満席になるほどの盛況ぶり。20~30代で、会社帰りのサラリーマンや女性の少人数グループが多いという。

 「女性のおひとり様もいらっしゃいますね。入店してから、"あ、餃子なんだ!"と気づかれる方も多いです」(小泉氏)。単価は一人1500円ほど。さくっと飲みながら食べるという使い方が多く、一晩で3回転ほどするという。


看板メニューの肉餃子(焼き餃子)は、"パーフェクト"と銘打つほどの自信作。「にんにくやニラを大量に使ってパンチを利かせることで食べ応えを出すという餃子は、世の中に結構あるんですが、それだと食べているうちに重くなってくるんですよね。にんにくを気にされる方は特に女性に多いですし。うちの餃子はにんにくの量は極力控えめ、その代わりに野菜を多めに配合し、肉だけでなく野菜の旨みや甘みを感じられる餃子に仕立てました。肉汁と野菜の出汁のスープが溢れる餃子なんですよ。もしかしたら最初のひとくち目の印象は薄いかもしれません。でもいくら食べても、何度食べても食べ飽きない味、すぐにまた食べたくなるような癖になる味になっていると思います」(小泉氏)

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これぞ"パーフェクト"な餃子!「肉餃子」(1人前6個、380円、税抜き。以下同)。写真は「肉餃子ダブル」(12個760円)。カリッモチッとした皮の中には餡がぎっしり。噛むと熱々のスープがジュワッと滴り落ちる。肉のジューシーさ、野菜の甘さが絶妙に絡み合っており、非常に食べ応えがある。餃子通も唸ること間違いなしの絶品餃子。とても380円とは思えない一皿だ。

 ほか、メニューには水餃子も。こちらは焼き餃子とは違う餡を使用しているそう。「水餃子は皮も厚めだし、茹でますから、にんにくも焼き餃子よりは多めです。水餃子に合う配合にこだわって仕上げてあります」(小泉氏)

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メニューにはおすすめの食べ方指南が書かれている。醤油+お酢+ラー油は鉄板だが、筆者的イチオシは、お酢とコショウ。素材本来の味がしっかりと生きているので、シンプルな食べ方でじゅうぶん美味い。マイルドなタイプのお酢を使用しているので、たくさんつけてもツンとこず、むしろ旨みが増す。3番に書かれているのはタイの甘辛いチリソース「シラチャー ホットチリソース」。唐辛子とにんにくが効いたエスニックな味で、つければまた変わった餃子の味が楽しめる。

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その他のメニューで人気なのは「パクチーサラダ」(400円)。味付けはエスニックな甘辛いドレッシングだ。パクチーの爽やかな風味が肉餃子にとても合い、お口直しに最適。必ずセットで頼みたいサラダだ。

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定番人気の「名物!ナックルからあげ」(480円)。特製ダレで味付けされたテニスボールほどもある大きなからあげは、お腹がすいたときにピッタリ。

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中華メニューもオシャレ。「蒸し鶏のマーラーソース パクチー乗せ」(580円)。薄切りの鶏むね肉に、唐辛子と胡椒が効いた麻辣油がよく絡み、食欲をそそる。パクチーともやしのシャキシャキ感が小気味のよいアクセントとなっている。

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普通の餃子屋さんでは絶対見かけないであろう「自家製レバーパテ」(280円)は、既存店であるイタリアンバルの人気メニュー。添えられているのは揚げた餃子の皮。パリッとした食感とクリーミーで濃厚なレバーの風味がたまらない。女子のハートをグッとつかむサイドメニューだ。

 ドリンクはビール、ハイボール、ホッピーなど、餃子に合うものが一通り揃っている。特にビールはノーマルサイズが435mlと、通常の1.3倍!しかも390円と格安だ。瓶ビールはサッポロラガーの赤星(590円)。餃子とビールという最高の組み合わせを存分に味わいたい。

 9月上旬からはランチやテイクアウト販売も始めるという。


 餃子が好きで、食べたいと思いながらも男性客で賑わう店に入れなかった女性は多いはず。食べたいと思ったら気軽に躊躇なく立ち寄れる、そんな女性のニーズをかなえた「GYOZA ROCCOMAN」。一度訪れれば、「GYOZA女子」のココロは鷲掴みされることは間違いない。餃子業態の新しい可能性を感じさせる店だ。

■GYOZA ROCCOMAN 日吉店
住所:神奈川県横浜市港北区日吉本町1丁目2−11
TEL:045‐534‐9029
営業時間:11:00~24:00 <年中無休>


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