シェアレストランサービス「軒先レストラン」を吉野家ホールディングスと共同運営する軒先株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：西浦明子）が、「軒先レストラン」を活用した地域活性化の第一弾として、東京都渋谷区にある渋谷のんべい横丁での取り組みを始めた。

　夜開店するバーやビストロが多い渋谷のんべい横丁は、昼に営業している店舗は多くない。一方で、昼間に渋谷のんべい横丁の周辺を訪れる外国人観光客は増加している。これまでは、訪日外国人が昼に訪れても、残念ながら飲食できる店舗がほとんどなかった。今回、「軒先レストラン」の仕組みを使い、渋谷のんべい横丁にある店舗2カ所で昼間に営業することで、観光客の飲食ニーズを吸収するとともに、昼間の新しい需要を喚起させる。

　渋谷のんべい横丁組合の立石良広さん（curvaオーナー）は、「のんべい横丁は、渋谷のど真ん中にありながら、どうしても夜のイメージが強い場所です。軒先レストランさんに、お昼の営業をやってみませんか？とお声掛け頂き、企画が実現しました。これが横丁の活性化になれば嬉しい限りです」と言う。昼間営業店が一層増えると街全体が活性化しそうだ。本格起業の腕試しにぴったりだ。

「キューバサンドの店　G'DAY  MATE」

■オープン：　2018年12月1日

■出店中の店舗：　東京都渋谷区渋谷1-25-10　のんべい横丁クルヴァ （Curva）内

■営業時間：　9～16時

■プロフィール：　ワーキングホリデーで、オーストラリアのモダンオーストラリアンレストラン勤務のある山崎さんが開店。フードトラックの映画に触発され、独自でキューバサンドを開発した。「外国人観光客のコミュニティの場、情報収集の場、陽気な彼らがかっこよくクラフトビールを飲める場を作りたい」という。

「日本産の茶葉にこだわったミルクティー専門店　FAR EAST TEA  COMPANY」

■プロフィール：　前職は越境Eコマースの会社にいた畠山さんが「ビストロダルブル」を間借りして出店。そこで取り扱っていた国産デニムなど高品質な日本の商品の影響が大きく、日本のものを売りたいと考えた。「FAR EAST TEA COMPANY」という店名には、将来的にはシンガポールの「TWG」のように、日本産茶葉を総合的に取り扱えるような場所にしたいという想いが込められている。