10月の街角景気、V字回復。「忘年会シーズンまでこの調子が続くと良い」

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2018年11月09日（金）09:49 やじうま速報

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10月の街角景気、V字回復。「忘年会シーズンまでこの調子が続くと良い」

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取材・執筆：加藤一 2018年11月9日執筆

キーワード：忘年会　街角景気

　街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。10月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連で、9月より3.9ポイント上向き、49.5ポイントに。9月は台風21号と北海道地震で落ち込んだが回復した。2～3ヶ月先の景気の先行き判断も9月より1.7ポイント上昇し、50.7ポイントに。緩やかな回復基調が続き、年末商戦等への期待がみられる。

■街の声

・「飲食業界にとって、北海道ふっこう割が思いのほか効果的であり、今後も同様の効果が期待できる」（北海道・高級レストラン）

・「平日にアルコールを飲む人が少なくなったので、来客数が減っている。イベント等があったときには、街中にも人があふれるので、少し集客があるようである」（北関東・スナック）

・「法人関連の宴会予約状況は、ほぼ前年同様に推移している」（南関東・高級レストラン）

・「来客数が少し上向いてきており、宴会の動きも良い。例年、余り良くない時期なので数字以上に良い気がしてしまう。忘年会シーズンまでこの調子が続くと良いのだが」（甲信越・スナック）

・「マラソンなどイベント、行事が多いためか、外食する客が増え、特に県外からの客が多い。忘年会予約などの状況より、冬まではこの傾向が続きそうである」（北陸・一般レストラン）

・「忘年会の予約は、現在のところ例年並みの受注である」（北陸・高級レストラン）

・「婚礼の宴会が引き続き減少している一方で、企業の宴会は順調に受注できている。また、インバウンドの宿泊予約は前年よりも好調であるが、国内の旅行需要は首都圏、中四国方面からの予約が減少している」（近畿・高級レストラン）

・「昼の宴会の予約が伸びてきているが、寒くなれば、夜の営業やランチは客足が遠のくため、全体としては変わらない」（近畿・一般レストラン）

・「忘年会シーズンに入るが、現在のところ 12 月の金曜日と土曜日の予約は増加したが、平日の予約は少ない。11～12 月は１年間の中でも最も繁忙期であるが、例年と比較すると 11 月の予約状況は鈍く、まだまだ景気は悪い」（九州・高級レストラン）