文化都市金沢構想株式会社（本社：石川県金沢市、代表取締役：中川 憲太郎、千布 真也）は、2018年12月、金沢から「食」のあり方を提案すると同時に、空き家問題に端を発する地域課題を解決する現代版屋台村「とおりゃんせ KANAZAWA FOODLABO」を開業する。開業にあたり出店者を募集する。

　「とおりゃんせ KANAZAWA FOODLABO」は、地元民が日常的に訪れたくなる良質かつカジュアルな食事を提供する一方で、世界最先端の食のトレンドを金沢に持ち込み、新たな観光地としての需要獲得を目指す。さらには「屋台」という場所が持つ親しみやすさの特性を活かして、料理人とお客様、お客様同士の出会いを生み出す。

　現代版屋台村の舞台となるのは、利便性に富んだ立地でありながら空き物件となっていた、北陸随一の繁華街・金沢市片町の一角。「屋台」という言葉から思い浮かべる赤提灯やビール箱はなく、無機質で現代的な建物に、決済は全てキャッシュレス。また、エコ意識を反映させたマイ皿・マイ箸持参の推奨など、これまでにない屋台村となる。

　「とおりゃんせ」のネーミングは、2015年まで金沢のパワースポットとして親しまれてきた「小橋(こばし)菅原神社」が位置していた由緒ある場所を再開発するにあたり、神社に隣接する飲食店ビルの通路(参道)を「とおりゃんせ通り」と呼んでいたという逸話から命名。"金沢らしさ"を随所に取り入れながら、同時に、既成概念にとらわれない店舗選定やメニュー立案を行うことで、まさに実験室(ラボラトリー)ならではの何が起こるかわからないワクワク感をお客様に提供する。

　現在、「とおりゃんせ KANAZAWA FOODLABO」では入居店舗を募集している。対象となるのは、国内外の若手料理人や新業態を目指す飲食店。民間企業の協力で運営する本プロジェクトは、出店者にとってネックとなるイニシャルコストを最小限に抑えられる仕組みとなっている。ジャンルや国籍は問はない。但し、2年という期間限定。

■出店内容および出店条件(一部)

・契約期間は原則2年間。

・メニューの一部に金沢産食材を使用すること。

・施設指定のキャッシュレスシステムを導入すること。

・募集店舗は12店舗。

・応募受付は、2018年9月20日(木)～10月8日(月)　

「とおりゃんせ KANAZAWA FOODLABO」

■所在地：　金沢市片町2丁目23番地6号

■契約面積：　4.4m×3.4m＝14.9平方メートル

■URL：　https://touryanse.info/