雨でキャンセル率38％増加？ 天候による来店客数の予測実験スタート。

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2018年8月23日（木）16:35 やじうま速報

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雨でキャンセル率38％増加？　天候による来店客数の予測実験スタート。

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取材・執筆：加藤一 2018年8月23日執筆

キーワード：天気　客数

　株式会社トレタ（本社：東京都品川区代表取締役：中村仁）、損害保険ジャパン日本興亜株式会社（本社：東京都新宿区取締役社長：西澤敬二）および一般財団法人日本気象協会（本社：東京都豊島区会長：石川裕己）の 3 社が、外食産業の「フードロス問題」の解決を目指して、飲食店の生産性改善を実現するスマート経営に向けた実証実験を9月から開始する。

　本実証実験では、飲食店のジャンルごとに、固有の特徴を反映させた店舗の来店客数予測サービスを構築し、実証実験で得られたデータを使用してその予測精度を向上させることを目的とする。飲食店の需要予測が実現することにより、適正な仕入れによるフードロス問題の解決や適切な人員配置が可能となり、外食産業の生産性向上および働き方改革に寄与する。

　この実証実験に伴い、3 社は共同で外食産業における需要予測モデルによる生産性改善の有効性を検証するため、8月20 日から実証実験のパートナー企業を募集する。

　先立ち、気象とさまざまなビッグデータを掛け合わせて解析する技術を持つ日本気象協会は、トレタが保有する飲食店の来店に関するビッグデータを活用し、日本全国 170 店舗の飲食店を対象に、平日／休日の17 時～21 時の 4 時間の雨の降らない日と比較した「雨による来店客数への影響度」を解析した。結果は以下の通り。

「雨による来店客数への影響度」

●4 時間 5mm 以上の雨の場合

平均 1 時間あたり 1mm～2mm の雨の場合は、休日のキャンセル率が雨の降らないときに比べて約 26％増加する。またこの降雨量であれば、平日のウォークイン率（予約なしで来店する割合）にはあまり影響を与えない。