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2018年6月29日(金)12:42 IR情報

銚子丸、人的問題で3割減益。人手不足、社会保険加入拡大。

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取材・執筆 : 加藤一 2018年6月29日執筆

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 株式会社 銚子丸(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石田 満)が2018年5月期決算を発表した。売上高18,789百万円、3.8%減。営業利益580百万円、37.1%減。経常利益615百万円、35.8%減。当期純利益305百万円、33.1%減。

 販売促進につきましては、「アイルランド産天然本まぐろ」や、「天然南まぐろ」など、同社主力商品である「まぐろ」にこだわった「高品質」かつ「お得感」のあるイベントメニューの充実と、『初夏の旬』や『秋の幸を握る!』など時節の旬の食材にこだわった銚子丸らしい商品開発に努め、お客様に来店動機を提案した。

 店舗開発については、大網白里店(平成30年3月)を新規に出店。一方で、限られた人的資源の有効活用を図るために、四つ木店(平成29年5月)、上福岡店(平成29年6月)及びあざみ野店(平成30年1月)を閉店した。この結果、当事業年度末の店舗数は91店舗。また、既存店強化のために、席数増加・作業性・イメージアップを重視した改装を9店舗で実施し、特に下期は「高速レーン」の延長・導入に加えて、「セルフオーダーシステム」「オートウェイターシステム」の新規導入を延べ41店舗で実施するなど、サービスと労働生産性向上のための機械化・省力化の推進に注力した。

 売上については、夏期の長期天候不順と冬期の度重なる降雪による客数減、店舗勤務者の人手不足による新規出店の遅れ、および平成29年11月より本格的に取り組みを開始した店舗勤務者の労務改善を目的とした一部店舗の営業時間短縮や臨時休業日の設定など厳しい経営環境が続いた。一方で、下期はビジネス誌への掲載やテレビ番組での紹介等があり、これを背景としたWEB媒体による販売促進強化等が奏功したことから、特に後半にかけて堅調に推移した。

 利益面については、売上高の減少に加え、食材全般の価格の高騰で売上原価率が上昇。一方で、社会保険加入対象者の拡大に伴う法定福利費や、既存店強化を目的とした改装に係る修繕費等が増加する中、水道光熱費(48百万円削減)をはじめとする経費削減に注力したものの、販売費及び一般管理費は前年同期比1億62百万円削減(同1.6%減)に留まった。さらに、業績不振店舗に係る減損損失1億50百万円を特別損失に計上した。

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