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やじうま速報

外食ニュース

2018年5月10日(木)13:00 やじうま速報

くら寿司、自社魚のアラを飼料としたネタ2種を発売。「さかな100%プロジェクト」開始。

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取材・執筆 : 加藤一 2018年5月10日執筆

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 回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営する株式会社くらコーポレーション(本社:大阪府堺市、代表取締役社長:田中邦彦 )が、大手回転寿司チェーン初(同社調べ)の取り組みとなる、国産天然魚の食べられない部位を活用する「さかな100%プロジェクト」をスタートさせた。まず最初の取り組みとして、魚のアラを養殖魚用飼料に活用し、育てた「循環フィッシュ」(宇和島産みかんぶり、宇和島産みかんサーモン)を  5月11日(金)から、全国のくら寿司で販売を開始する。

 近年、養殖魚の餌の高騰による魚価の変動、また水産資源の管理や海洋環境の保護が注目されている。同社でも、国産天然魚を提供する際に自社加工センター(貝塚センター)から出る、年間約600トンの骨やアラなどの食べられない部位の活用が課題だった。この度、そのような食べられない部位を活用する取り組みとして、大手回転寿司チェーンで初めて、国産天然魚を余すことなく(100%)活用する「さかな100%プロジェクト」を開始する。

 「さかな100%プロジェクト」とは、天然魚の加工の際に出る骨やアラを、養殖魚用飼料として活用し、新たな魚を育てる、環境にも優しい取り組みです。その取り組みから生まれる画期的な魚が、「循環フィッシュ」。この度、株式会社宇和島プロジェクトの協力を得て育てた循環フィッシュが、「宇和島産みかんぶり」と「宇和島産みかんサーモン」となる。

 同社は、2010 年より社員自らが国内の漁港を回り、直接目利きと仕入れを行う取り組みを実施。2014年からは、産地直送の国産天然魚メニューの開発提供、翌2015年には、福井定置網組合と契約し、福井県鷹巣漁港の定置網の「一船買い」を開始した。産地から直接センターまで発送するチャーター便など、独自の輸送ルートで国産天然魚用加工センターへ配送し加工。毎日新鮮な国産天然魚を西日本約200店舗で販売した。さらに、2017年4月には、愛媛県の魚島でも年間契約を開始するなど、新たな産地を開拓。年間契約以外にも、協力先を増やし、さらに安定した国産天然魚の仕入れが可能となり、同年11月にくら寿司全店舗での国産天然魚の販売を実現した。

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「宇和島産みかんぶり」「宇和島産みかんサーモン」/100円(税込108円)
みかんぶり・みかんサーモンは、愛媛県産のみかんの皮や、皮から抽出されたオイルを混ぜた餌で飼育した、くら寿司のオリジナル商品。爽やかなみかんの風味が広がり、食べやすいと好評だという。

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