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外食ニュース

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2017年11月21日(火)23:55

サントリー、瓶ビールなど来年4月から値上がりへ。

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取材・執筆 : 酒井慎平 2017年11月21日

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 サントリーも酒類の値上がりに重い腰を上げた。サントリービール(株)、サントリースピリッツ(株)は、酒類リターナブル容器商品の一部(該当容器:瓶・樽、該当酒類:ビール類・リキュール)について、生産者価格を2018年4月1日(月)改正する事を発表した。

 サントリーは、高品質な商品を安定的に提供するため、これまで生産性の向上、物流合理化、諸費用の削減等、さまざまな企業努力と経営の合理化に努めてきた。既に、アサヒビールが値上げを表明するなか、同社も08年以来10年ぶりに出荷価格の値上げを決めた。

 現時点では、プレミアムモルツの樽生、角ウイスキーの樽詰は値上げせず、その他、プレミアムモルツの瓶、モルツ、カールスバーグ、金麦、スーパーチューハイは10%程度の値上げを決めた。

 対象は容器を回収するタイプの一部商品で、酒販店などの店頭価格では約10%上がる見通し。値上げは最大手のアサヒビールが表明済みで、同様の動きが広がってきた。

 2017年6月に施行された「酒類の公正な取引の基準」への対応に加え、物流環境の悪化に伴う酒類リターナブル容器商品の空容器回収のコストなどの増加を、企業努力だけで吸収することは極めて厳しい状況となっている。

 サントリーの大きな卸先である焼鳥居酒屋「鳥貴族」も、今年8月28日に全品280円から298円に値上げを行ったが、まだ今後も酒類メーカー各社の値上がりに伴って飲食店へ影響が出そうだ。

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