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やじうま速報

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2017年9月22日(金)17:53 やじうま速報

フードイズム、熟成肉製造技術「エイジングシート」を開発!"発酵熟成肉"ブランド化を目指す。

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取材・執筆 : 酒井慎平 2017年9月22日

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 熟成肉専門店「旬熟成」を展開する株式会社フードイズム(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:跡部 美樹雄)は、明治大学(東京都千代田区、学長:土屋恵一郎)と産学連携事業として熟成肉の共同研究を開始し、安全でかつ迅速な発酵熟成肉を製造することができる日本初の発酵熟成肉製造技術「エイジングシート」(特許出願中)を開発した。

 また、代表の跡部美樹雄氏と明治大学農学部村上周一郎准教授は、「エイジングシート」を安定的に製造また販売を展開する、明治大学発となるベンチャー企業の株式会社ミートエポック(本社:川崎市多摩区、代表:跡部 美樹雄)を明治大学生田キャンパス内に設立した。

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 エイジングシートとは、熟成肉に必要なカビの培養し、回収した胞子を付着された布である。エイジングシートを包んだ肉は、熟成に必要なカビを短期間で安定的に増殖することができ、腐敗を防止することができるという。

 これまでの熟成肉の製造では、熟成肉を作る環境を整えた庫を作るのに約1年、その庫で約100日間熟成させる長期間を要し、劣化・腐敗のリスクがあった。今回のエイジングシートの開発によって、今後の熟成肉が変わるかもしれない。

 このエイジングシートを使用して、ファーストキッチン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:紫関 修)では、10月26日(木)から全国のファーストキッチンおよびファーストキッチンウェンディーズの計125店舗で三種類の「発酵熟成肉和牛バーガー」を発売する。

 また、中日本エクシス株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:青山 忠司)は、10月6日(金)から東名高速道路 港北パーキングエリア(下り)フードコートで「熟成和牛ローストビーフセット」など三種類を提供、11月1日(水)から名神高速道路 EXPASA多賀(下り)「近江多賀亭」で「熟成和牛サイコロステーキ」など三種類の販売を開始することになった。

 また、発酵熟成肉の販売に伴い、株式会社フードイズムでは、他社の熟成肉との差別化を図るため、エイジングシートを使用して製造した『発酵熟成肉』を取り扱う店舗に「発酵熟成肉 認定店」のステッカーを掲示、ブランドを周知していく。

 今後、株式会社フードイズム・株式会社ミートエポックは、国内外の企業と連携し、エイジングシートを使用した新商品の販売を展開していく予定である。

 このエイジングシートによって、熟成肉の課題とされてきた安定しない品質と熟成期間を克服することができれば、新たな熟成肉ブームを起こすことができるかもしれない。

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