スマートフォン版のフードリンクニュースを見る

RSSフィード

やじうま速報

外食ニュース

2017年1月11日(水)16:31 やじうま速報

餃子で地方創生!熊本県錦町×肉汁餃子製作所ダンダダン酒場「地方応援プロジェクト」スタート。

記事への評価

  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
0.0

取材・執筆 : 酒井慎平 2017年1月11日執筆

キーワード :   

kumamotodandadan2.png
熊本県球磨郡錦町(町長:森本完一)と株式会社NATTY SWANKY(本社:東京都新宿区 代表取締役:田中竜也氏、取締役社長:井石裕二氏)が運営する「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」は、錦町が若者や女性、高齢者の仕事づくりのために、昨年210月から実施している「にしきまるごと創造プロジェクト」の一つの事業として、地域資源を活用した観光開発と魅力を高める特産品開発を進めていくため、錦町の生産農家をバックアップ。地域食材を使用した、オリジナルの餃子の開発プロジェクトをスタートする。

kumamotodandadan.png
肉汁餃子が人気のダンダダン酒場。

【プロジェクトの背景】
 錦町では若い人や女性、高齢者の仕事づくりのために、昨年10月から「にしきまるごと創造プロジェクト」という事業をスタート。同事業はやる気がある前向きな事業者を、町役場が様々な形でバックアップするプロジェクトのこと。そこで今、人を引き寄せ、賑わいを創出するため、地域資源を活用した観光開発と魅力を高める特産品開発を進めているという。
 
 既にいくつかのプロジェクトが進行するなか、そのプロジェクトのひとつが農家の税所明彦さん、クルマ屋の安田さん(共に錦町在住)の取り組みが走り始めた。目的は、錦町の食材の付加価値アップと販路を拡大させること。税所さんと安田さんは仲良しで、よく税所さんが余った野菜を安田さんに運び、食べきれず人に配っていたことから、昨年12月に国道沿いのクルマ屋さんの中に直売所「Massen」をオープン。「Massen」とは、野菜を持ってくる税所さんの口ぐせ「すっまっせん」から名付けらた。

 餃子開発は、当初、ニンニクを使った農産加工品を商品開発し、工場か畑で仕事を退職された年配の方々の仕事作りにしたいという思いから始まった。「ニンニクを使った何か名産品を作れないものか」「体に良さそうな黒ニンニクはどうかな」などのアイデアが挙げられましたが、地域おこし協力隊から生まれたアイデアで餃子の開発のプロジェクトに決定。それは、税所さんがニンニクだけでなく、「有作くん」という熊本型特別栽培でキャベツを作っているから。

 また、人吉球磨は熊本の中でも餃子店が数店舗あり、熊本県民としても"餃子の街"という認知もあり、隣町のあさぎり町の生産者、「球磨の黒豚」ブランドを進めている椎葉聖さんにも協力を頂き、全国のどこにも負けないオリジナリティと美味しさ溢れる餃子つくりがスタートした。

【テーマ「錦町の特産品を開発して野菜の付加価値販売」、サブテーマ「高齢者のパワーをしごとづくりへ繋げるビジネスを起業 クルマ屋と農家 異業種コラボ」】
 錦町がある人吉球磨地区は震災の影響をほとんど受けていない地区だ。しかし流通や宴会自粛などの影響は大きく、売上の減少等一定の影響を受けた方に適用される(セーフティネット保証4号)の申請は前年比の数倍に上っている。震災の影響は少ないとはいえ、錦町を含めた県南15市町村は県南と呼ばれ、地域としては県下でも遅れを取っていると言われ、その中で錦町の基幹産業である"農業"が現状を打破するためには、新しい取り組みが必要だと考えた。錦町にとって、税所さんと安田さんの取り組みの成功は、これからの農業者の希望になるかもしれない。

 またクルマ屋の安田さんは、自身の母親も野菜を作っており、"元気なお年寄りの力"に魅力を感じ、今回のコラボレーションを決意した。

【まずは2月開催の「にしき産業フェスタ」でのお披露目が目標】
今、目標にしているのが2月の産業祭での屋台デビュー、お披露目。例年1週間にわたり行ってきた植木市が低迷したことにより、主催する商工会青年部が新しい取り組みとして始めるもので第1回になるそう。出展者数は、現在約50店舗町。知名度はまだゼロに等しい状態ですが、井上商工会青年部長は、「錦町の飲食店も外の業者から影響を受けてもっとアグレッシブに動いて欲しい」と食ばかりではなく、企業の出店も集めている。産業祭の集客については第1回のため不明だが、2月は管内でのイベントが少ない時期であるため、広報宣伝次第では二日間で20,000人程度の来場者になるのではと考えており、今回の錦町オリジナル餃子の誕生が起爆剤になればと、期待されている。

kumamotodadandan5.png
錦町のキャベツ、ニンニクに隣町の黒豚など、地元食材を使用。

【今後のスケジュール(予定)】
■1月11日~13日 「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」代表:井石裕二と現場責任者が熊本錦町入り。
        錦町役場、農家さん他関係者などと初顔合わせ。  
        農地視察、食材試食、餃子試作や指導など研修、懇親会など開催予定。
         (この日程以降も、餃子の完成度に応じて、熊本入りしての指導&試作を繰り返す予定)
■1月28日、29日 錦町役場主催のモニターツアーで、モニターが試食。
■2月18日、19日 商工会主催の錦町「にしき産業フェスタ」の出店で初お披露目予定。
■2月~4月    直売所で販売開始予定(イートインなど提供スタイルについては出来次第、検討)
■将来的に    全国でのネット販売や、ふるさと納税の商品になどを検討。

kumamotodandadan3.png
錦町の名産品に!餃子作りを指導。


kumamotodadandan6.png

【熊本県錦町について】
熊本県の南部球磨郡のやや南に位置する人口約1万1千人の町。 特産品は梨、桃等のフルーツで、豊かな自然に恵まれている。

kumamotodadandan7.png
【肉汁餃子製作所ダンダダン酒場について】
「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」は、「餃子とビールは文化です!」を合言葉に2011年1月、東京・調布に1号店をオープンさせて以来、代田橋、永福町、下北沢、明大前、笹塚、久我山と、京王線及び京王井の頭線沿線への出店を戦略的に展開。2014年末からは荻窪、高田馬場、池袋とそれまでのエリアを飛び出し、埼玉県や神奈川県への出店も開始、いずれも行列ができる大人気店として、餃子酒場ブームの火付け役としてブームを牽引している。誰にも好まれる国民食の餃子を、サイドメニューではなく"主役"として、餃子をつまみに飲む 「餃子酒場」ブーム発祥の店と言われる「ダンダダン酒場」。ラーメン店や中華料理店のサイドメニューとして提供されていた餃子を、ビールと一緒に思う存分に楽しみたい!というニーズに応え、研究に研究を重ね "肉汁餃子"という魅力あるジャンルを打ち立てた。


kumamotodadandan4.png
森本完一錦町町長(左)と、ダンダダン酒場の井石社長(右)。

読者の感想

興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

この記事をどう思いますか?(★をクリックして送信ボタンを押してください)

興味深い
役に立つ
送信する
誰かに教えたい
  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

( 興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

Page Top