1985年、「女性が一人で入れる一風堂」をコンセプトにオープンして30年。今やラーメン店は、性別や年齢、国籍を問わずとても身近な存在となった。さらなるお客様満足のために一風堂ができることは何か？そんな想いから、味わい、サイズ、糖質量、サイドメニュー、雰囲気などにチャレンジを盛り込んだ実験店舗を、新宿駅東口直結のルミネエスト新宿7階にオープンすることに決めた。

　看板のとんこつラーメン「白丸元味」「赤丸新味」はもちろん、鶏パイタンと豚骨をブレンドした「鶏豚（とりとん）そば」や、当店用に新開発した「香菜（シャンツァイ＝パクチー）担々麺」の4種のラーメンをラインナップ。すべて約2ぶんの1のサイズから選べるようにしたのは、お客様からのニーズにお応えしつつ、社会問題であるフードロス削減への意味合いも含んでいる。

　さらに、糖質量を通常の麺の半分に抑えた「糖質ニブンノイチ麺」や、よりおいしく改良して油抜きにもできる「白丸とんこつ百年豆腐」も定番メニューとして揃えている。

麺の代わりに豆腐を入れたこのメニューは、今年3月に1ヶ月間3店舗のみで提供予定だったが、開始直後から、糖質制限などでラーメンを気軽に楽しめなかった方々から「こういう商品を待っていた」「定番化してほしい」といった声が多数届いたという。急遽6店舗を加え、一日40丁ずつに倍増したが、連日完売するほどの人気を博した。この反響を受けて、さらに改良を加えた「白丸とんこつ百年豆腐」は、油抜きで糖質量40.8g、376kcalを実現した。

一風堂の様々な麺の開発・製造も行う当社グループの渡辺製麺でも、糖質量を抑えながらもおいしさも備えた麺づくりを本格化。熟成時間や風味の改善などの様々な試行錯誤を経て、糖質量を当社従来の1/2に抑えた「糖質ニブンノイチ麺」（100gあたり糖質34.4g）を完成させた。

ラーメンでカロリーを抑えた分、かさね炊きチャーシューをパンに挟んで焼き上げた「ホットサンド」や「ルイボスティーのなめらかプリン」、「杏仁NOODLE」など、一風堂らしいサイドメニューやデザートをラインナップ。お得なセットメニューも用意し、ラーメン店を楽しむ領域をさらに拡げていく。

　これらのチャレンジをまずはルミネエスト新宿店限定で実施する。お客様からのご評価を検証し、他店への導入へと発展させていく。

　

　2008年のニューヨーク進出以降、ベジタリアン向けラーメンやテイクアウト向けの伸びにくい麺の開発など、世界各地でラーメンの領域を拡げてきた一風堂の新たなチャレンジとなる。

開業：2016年4月27日（水）

場所： 東京都新宿区新宿三丁目38番1号 ルミネエスト新宿７階

営業時間：11:00～23:00（ラストオーダー22:30）

予約：不可

席数：37

・「白丸元味」（麺100g/ 790円）、「1/2白丸元味」（麺 70g/650円）

・「赤丸新味」（麺100g/ 850円）、「1/2赤丸新味」（麺 70g/700円）

・「香菜担々麺」（麺100g/ 1,080円）、「1/2香菜担々麺」（麺 70g/800円）

・「鶏豚そば」（麺110g/ 880円）、 「1/2鶏豚そば」（麺 70g/750円）

・「博多極細麺（通常）」（100g/糖質68.6g/130円）

・「糖質ニブンノイチ麺」（100g/糖質34.4g/200円）

・「白丸とんこつ百年豆腐」（790円）

・「ホットサンド（400円）

・「博多ひとくち餃子」（10個420円）、「1/2博多ひとくち餃子」（5個220円）

・「水餃子」（10個500円）、「1/2水餃子」（5個270円）

・「ルイボスティーのなめらかプリン」（320円）

・「杏仁NOODLE」（320円）

・「チアシード野菜ジュース」（250円）

・「Aセット（1/2ラーメン＋ホットサンド＋ソフトドリンク」）　 （1,180円）

・「Bセット（1/2ラーメン＋博多ひとくち餃子＋ソフトドリンク」） （980円）