スマートフォン版のフードリンクニュースを見る

RSSフィード

外食リーダーレポート

  • U-10
  • 外食リーダーレポート

飲食店経営者レポート

2016年7月25日(月)12:21 外食リーダーレポート

社長交代の舞台裏と「グループ経営ビジョン2020」の作成。

ロイヤルホールディングス株式会社 代表取締役会長 菊地 唯夫氏

記事への評価

  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
0.0

取材・執筆 : 中村芳平 2016年7月25日

キーワード :    

 ロイヤルホールディングス(HD)は今年3月末、6代目社長の菊地唯夫氏(50)が代表権のある会長兼CEO(最高経営責任者)に就き、7代目社長兼COO(最高執行責任者)に取締役の黒須康宏氏(57)が就いた。菊地氏は2期連続赤字に陥った直後の10年3月に社長に就任。「1円でも増収増益!」を旗印に12年から4期連続増収増益を実現、同社を再建した。再建の功労者として社長を続けると見られていたが、菊地氏は黒須氏に「3年近く前に後継社長の準備をするように」と伝え、社長を譲る用意を進めていた。その理由は「健全な経営」にはスムーズな承継が不可欠で社長在任6年間は、あらかじめ想定していた時間軸であったからだ。黒須氏は82年名城大学卒業、現ロイヤルHDに入社。ロイヤルホストの店舗で接客、店長など現場からたたき上げた。店舗運営、メニュー開発に明るく、社長になる直前はコントラクト事業とグループの食のインフラである食品工場、購買、物流部門を担当していた。「機は熟した」と見て、菊地氏は社長交代に踏み切った。菊地氏に社長交代の狙い、社長在任中の振り返り、今後の展開について聞いた。

菊地会長③.png
ロイヤルホールディングス 菊地唯夫氏 代表取締役会長

 ロイヤルグループはファミレス「ロイヤルホスト」、「天丼てんや」などの「外食事業」をはじめに、空港・高速道路や病院など大規模な施設内で食を提供する「コントラクト(給食等受託)事業」、それに「機内食事業」、そして「リッチモンドホテル」の「ホテル事業」の4つの事業を展開。グループ全体で800店舗以上の拠点を展開している。一般的にはコントラクト事業から外食事業、中食事業を展開する企業はあるが、機内食事業からホテル事業まで展開する企業はほとんどなく、ロイヤルHDは国内に類例のないビジネスモデルを構築している。ただし、4つの事業は「食」と「ホスピタリティ」で基本的につながっている。

ここから先は「プレミアム会員」の方のみ、御覧いただけます。
会員の方はログインページへお進みください。

読者の感想

興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

この記事をどう思いますか?(★をクリックして送信ボタンを押してください)

興味深い
役に立つ
送信する
誰かに教えたい
  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

( 興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

Page Top