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フードリンクレポート

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2017年12月26日(火)19:16

M&Aで成長が加速した、DDホールディングス、トリドール、ガーデン。

2017年の外食産業を振り返る

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取材・執筆 : 長浜淳之介 2017年12月25日執筆

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 2017年も間もなく暮れようとしている。外食全般には総合居酒屋を除いて堅調で、わりと穏やかな一年だったのではないだろうか。しかしその中で、M&Aが活発化し中堅規模の企業が大手に吸収される、インスタ映えするSNS時代のお店や商品がヒットする、健康志向の業態・メニューが伸びるといった、消費者のニーズの変化が起こっている。また、食品スーパーが外食と融合した店づくりをするグローサラントの試みが注目され、完全キャッシュレスの実験店が提案されるといった新しい試みも行われた。商業施設では銀座の人の流れを変えたと言われる「銀座シックス」開業、地下化した調布駅の再開発「トリエ京王調布」などが斬新なレストランのリーシングでインパクトを与えた。(4回シリーズ)

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DDホールディングス社長・松村厚久氏、ゼットン創業者(現DDホールディングス取締役海外統括)・稲本健一氏、商業藝術社長・貞廣一鑑氏。M&Aで3人のカリスマが、オープンイノベーションによって外食に革命を起こすべく立ちあがった。

 2017年を振り返って、外食業界を最も賑わせたのは次々と発表されたM&Aではないだろうか。

 特に、DDホールディングス、トリドールホールディングス、ガーデンといった3社の積極的な動きが目立った。
 
 立ち飲みで順調に成長しているように見えた「晩杯屋」のアクティブソースが突如トリドールホールディングスに買収される。回転寿司業界トップのスシローグローバルホールディングスが米卸の神明に買収される。海外でも、日本でも人気が高い独立独歩の社風と思われたブルーボトルコーヒーがネスレに買収される、といったインパクトのあるM&Aが多い一年だった。

 DDホールディングスは、ダイヤモンドダイニングが今年9月に持株会社制へと移行することで誕生した会社で、これ自体ニュースであった。

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