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2016年12月28日(水)18:00

明治屋「おいしい缶詰」ワインバル業態とコラボレーション。

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取材・執筆 : 小山裕史 2016年12月29日執筆

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 株式会社明治屋(本社:東京都中央区/ 代表取締役社長:米井元一)のオリジナル商品「おいしい缶詰」。ここ4年で市場規模も5倍に拡大している"グルメ缶詰"ブランドの一つであり、NIKKEI プラス1 なんでもランキング(2016年4月20日発行)「おうちワイン華やぐごちそう缶詰」にて、おいしい缶詰「ぶり大根煮(九州沖天然ぶり使用)」が堂々1位に、「牛タンのデミグラスソース煮」が3位に選ばれる人気のグルメ缶詰である。

 明治屋「おいしい缶詰」は、2014年2月に16アイテムで発売後、着々と新商品を発売、2016年8月には、52アイテムまでアイテム数を拡大した。

 今回、50アイテム突破記念として、都内、人気ワインバル7店舗とのコラボレーションが実現。ワインに合う、「プレミアムほぐしコンビーフ(粗挽き黒胡椒味)」と、各店舗が選んだ「おいしい缶詰」1アイテムの計、2アイテムの「おいしい缶詰」を各店舗がメニュー開発。各店舗、趣向を凝らした「おいしい缶詰」コラボレーションメニューを9月1日(月)から期間限定で販売した。今回は、来店されたお客様に気軽に「おいしい缶詰」コラボレーションメニューを楽しんでもらう為、1メニュー500円以下の価格にて提供。また、各店舗、コラボレーションメニューに合うワインもセットで楽しめるようワインとのセット価格での提供をお勧めした。当初、キャンペーン期間は9月1日~10月15日の予定であったが、各店舗、大好評につき11月中旬まで延長した。

 今回は、コラボレーション店舗の中から4店舗の取材を行い、「おいしい缶詰」の魅力、お客様の声、キャンペーンの感想を取材した。2店舗ごとに、2回シリーズで掲載。2回シリーズの2回目。

 3店舗目は株式会社ダイナック(代表取締役社長:若杉和正)が都内と大宮に計7店舗展開するワインバル業態の「ワイン倶楽部」。そのうちの東京・三越前駅から徒歩3分にある「室町ワイン倶楽部」は、明治屋の「おいしい缶詰」とコラボレーションを行っている7店のうちの一つである。

室町ワイン倶楽部店内.jpg
バルスペース、奥には4名席もあり全36席

 本格的なビストロ・イタリアン料理と気軽な小皿料理に、ソムリエ厳選のワインを気軽に楽しめるワイン倶楽部だが、各店でコンセプトが異なるのも特徴の一つ。室町ワイン倶楽部は生ハム、肉料理をメインにしたイタリアンベースのバルだ。コレド室町からも程近い角地にあり、会社帰りのサラリーマンや女性グループにも人気だという。

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店長 周防祐介氏

 今回は店長の周防祐介氏に話を聞いた。まず「おいしい缶詰」についての感想を訊ねると、「個人的にはワイン1本飲めちゃうクオリティだと感じました」、と特に味に関しては太鼓判を押していた。今回のコラボレーションに際して、同店では「プレミアムほぐしコンビーフ 粗挽き黒胡椒味」に加え、「北海道産つぶ貝の白ワイン蒸し(レモン風味)」をセレクト。コンビーフを使ったメニューは「プレミアムほぐしコンビーフのオムレツ」(500円)だ。「まずコンビーフは試食してすぐに卵料理と合いそうだなと思いました。またズッキーニなどの野菜も使って、彩りと食感にアクセントを加えています。赤ワインもいいですが、うちではイタリアのスプマンテをマリアージュとしてオススメしています。スパイシーなコンビーフと相性がいいんですよ。」

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コンビーフ缶とズッキーニのトルティージャ ~スペイン風~ 480円

 つぶ貝を使ったメニューは「北海道産つぶ貝缶とエリンギのオーブン焼き ~オリエンタル風~」(500円)。「うちには元々、『つぶ貝のオリエンタルバター』という人気メニューがあったので、これをアレンジするようなかたちで缶詰はつぶ貝を使っているこちらを選びました。今回のコラボメニューはエリンギとエシャロットを加えてオーブンで焼き上げています。またレモングラスとイタリアの魚醤のコラトゥーラが隠し味。オリエンタルなエッセンスが加わりつつ、缶詰の白ワインの風味にもよく合うんですよ。またワインではイタリア・サルデーニャ島の『セッラ&モスカ ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ』をオススメしています。つぶ貝の磯っぽさがフレッシュでドライなこの白ワインとよく合うんですよね」。コラボメニューは共に好評で、ワイン好きなお客様が多い同店では、「ワインとよく合う」という声をいただくことが多いという。「平均でも共に1日5皿は出ますね。つぶ貝の方は多いときには10皿くらい出ますよ」。

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北海道産つぶ貝缶とエリンギのオーブン焼き ~オリエンタル風~ 500円

 また提供している缶詰を家庭で楽しむなら、どんな調理法がいいかを訊ねると、「コンビーフは温めた方がおいしくなると思いますね。またよくほぐして使うこともポイントかな。家でなら水を切って、ヨーグルトと混ぜて前菜として使うのもいいと思いますよ。コンビーフのペッパーがヨーグルトでまろやかになって、簡単に気の効いた一品になると思います」。またつぶ貝は、「クリーム系を加えるのがいいと思いますね。例えばクリームやバターを加えて煮たりしてもいいと思います。火を入れると風味も増してよりおいしくいただけると思いますね」。


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メニューに合わせたグラスワインは560円(スパークリング)680円(白ワイン)で提供

 また最後に周防氏は52種類もの数もすごいが、どれも味のクオリティがしっかりとしているのがすごいと話す。「うちのような手軽に立ち寄れるバルで提供するにも安心だし、家庭でもちょっと手を加えるだけで立派なおつまみになる。ワインだけでなくいろんな種類があっていろんなお酒で楽しめるのも嬉しいですし、居酒屋などの業態でも使えそうですよね」。

■室町ワイン倶楽部
中央区日本橋本町3-2-14 山一大野ビル1F
03-3275-0160

 最後にご紹介する店舗は、株式会社ダイナック(代表取締役社長:若杉和正)が展開するワインバル業態の「ワイン倶楽部」では、「有楽町ワイン倶楽部」も明治屋の「おいしい缶詰」とコラボレーションを行っている。今回は同店を訪れて、コラボレーションの感想を伺った。

 有楽町駅から徒歩1分の有楽町電気ビルにある「有楽町ワイン倶楽部」は、日本有数のワイン専門店「カーヴド リラックス プティ」を併設。「ワイン倶楽部」のなかで唯一、ウォークインセラーのようにワイン店を併設する店舗である。そしてワインの本場でよく見られるワインカーヴとレストランという協力体制を目指し、「カーヴド リラックス プティ」で購入した商品を「有楽町ワイン倶楽部」で楽しめるのが特徴。またワインカーヴとレストラン共にワインのスペシャリストが常駐し、国内外から選び抜かれた数百の銘柄から、さまざまなシチュエーションに合ったワインをセレクトできるとあって、ワイン好きから仕事帰りのサラリーマンまで幅広く愛用されているお店だ。

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パーティースペース、バルスペース、ビストロスペースの3フロアを完備 全118席

 今回は「有楽町ワイン倶楽部」のシニアソムリエである松田祐也氏が、「おいしい缶詰」とのコラボレーションについて話してくれた。同店では「プレミアムほぐしコンビーフ 粗挽き黒胡椒味」に加え、「トップシェルの魚介クリームソース味」をセレクトしている。まずコラボレーションで使用している2つの缶詰の感想を聞いてみた。「味もかなりおいしいし、缶詰自体のクオリティがとても高い。コラボメニューを作るにあたっては、下手にいじりすぎない方がいいと思いましたね」。

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シニアソムリエ 松田祐也氏

 同店で提供しているコラボメニューは、コンビーフを使った「プレミアムほぐしコンビーフ ザワークラウトのタルタル風」と、トップシェルを使った「トップシェルの魚介クリームソース味のソテー」である。続けてメニュー開発についての話を聞いてみると、「コンビーフは塩味がしっかりしているので、ワインに合わせるならマイルドさを持たせないといけないと思いました。そこでマヨネーズを加えたザワークラウトと和えて、コンビーフの旨味が保ちながら、酸味もあってより食べやすいように仕上げました。シンプルですがなかなか奥深い一皿になっていると思います。またワインでオススメしているのは、イタリアの『ファレスコ モンテリーヴァ カベルネ・ウンブリア・ロッソ』。樽熟成したものがマッチすると思いましたし、奥行がしっかりあってスパイシーなカベルネが合うと思い、こちらを勧めています」。

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プレムアムほぐしコンビーフ ~クラフトのタルタル風~ 500円

 もう一つのメニューに関しては、「室町ワイン倶楽部」と同様にワインには貝がいいのでは?、と考えたそうだ。「『トップシェルの魚介クリームソース味のソテー』は、ブルゴーニュ料理のエスカルゴのブルゴーニュバターソテーがモチーフです。エスカルゴをトップシェルで代用するイメージですね。こちらもシンプルなアイデアですが、ワインと抜群に合いますよ。オススメしているワインはアルゼンチンの『ティリア シャルドネ』。ブルゴーニュにも似ていますが、こちら6カ月の樽熟成を行っていて、クリームソースもしつこく感じずちょうどいい味わいになります」。同店ではオススメしているワインとセットでオーダーし、マリアージュとして楽しむお客様も非常に多いそうだ。

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トップシェルの魚介クリームソース味のソテー 500円

 8月末に行われた、「おいしい缶詰」コラボレーションキャンペーンの記者会見にも出席した松田氏。改めて「おいしい缶詰」シリーズの商品開発力のすごさに舌を巻いたそうだ。「50アイテムを突破しているってすごいですよね。しかもどれもクオリティが抜かりなく、そのままでもお店並みのおつまみになる。他のお店のコラボメニューもどれもおいしそうで、改めて明治屋さんの企画力に驚かされました。他にもいろいろ試してみたい缶詰がありますし、手軽に楽しめるバルメニューに活用するのはとてもおもしろいことだと感じましたね。個人的には今度、自宅で『プレミアムほぐしコンビーフ』を焼酎に合わせてみたいなと思っています」


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シニアソムリエ松田祐也氏が厳選したワインとのマリアージュが楽しめる

■有楽町ワイン倶楽部
千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル1F 03-3201-3379


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