スマートフォン版のフードリンクニュースを見る

RSSフィード

ランダムトーク

フードリンクレポート

2016年5月15日(日)22:25 ランダムトーク

日本ワイン、割高?

記事への評価

  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
0.0

取材・執筆 : 安田正明 2016年5月15日執筆

キーワード :   

 吉祥寺を金曜日、外食ラバーズの面々6人で歩きました。1店舗1人1000円を目安に7店舗をはしご。最初の1店舗だけ決めて、後は成り行き任せです。今をときめくヒュージの1号店「リゴレット」は既に10年。改装を行い、今も若者を惹きつけていました。これを「外食散歩」と名付け3月に立石、5月に吉祥寺と2回開催し、次は6月に西荻窪を予定しています。店との出会い、そこで働くスタッフとの出会い、お客様との出会い、外食の原点が詰まっています。ランダムトークです。

 日本ワイン、割高?

 日本ワインMATSURI祭の第二回を6月に控え、社内で日本ワインの勉強会を行いました。ワイナリーは日本各地で増え続けています。ワイン酒造免許場は2014年で286箇所。2004年には233箇所でしたので、10年間で53箇所も増えています。

 「日本ワイン」とは、日本国内で栽培・収穫された原料を使い、100%国産のブドウで造られる ワインのこと。2015年10月に国産原料ワインに関しての表示ルールが国税庁により制定され、2018年から施工されます。

 2014年、日本国内で4177万ケースのワインが出荷されましたが、輸入ワイン:国産ワイン:日本ワインの割合は、70:26:4だそうです。輸入原料を使用して日本で製造された、いわゆる「国産ワイン」が幅を利かせています。価格の安さが魅力です。

 日本ワインのワイナリーは小規模なところが多く、また、葡萄農家も小規模で海外に比べて葡萄価格も高め。経営を維持するために高い値付けをせざるを得ません。にも関わらず、品切れしている銘柄がたくさんあります。一部のマニア消費者が支えているという構造です。日本酒市場も近い構造です。

nihonwine.gif
第一回日本ワインMATSURI祭の開会式

 日本でワイン文化が根ずき、海外に誇れるようになるためには、産地にこだわった日本ワインが定着する事が必要です。そのためには、幅広い消費者が日本ワインを楽しめる環境を作る事です。すなわち、マーケティング発想。作り手の思いに加えて、輸入ワインとも競合できるリーズナブルな価格の提案が求められます。これを乗り切れるかが勝負です。

 6月3~5日の週末、東京・豊洲、ららぽーと豊洲前の海の見える公園で第二回日本ワインMATSURI祭を弊社が運営して開催します。幅広い消費者に飲んで欲しいと思う、マーケティング発想のワイナリーが集まります。是非、参加して各地のワインを味比べいただくとともに、ワイナリーの方々とのコミュニケーションを楽しんで下さい。

読者の感想

興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

この記事をどう思いますか?(★をクリックして送信ボタンを押してください)

興味深い
役に立つ
送信する
誰かに教えたい
  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

( 興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

Page Top