「ウルフギャング・ステーキハウス」は相変わらず繁盛してます。180席は18時で満卓。20代と思われるカップルやグループ客が多いのには驚きました。観光客でしょうか。競合する「BLT」や「ローリーズ」、「ルースクリス」とは客層が少し異なります。 若い女性のレセプショニストの接客には驚かされました。女子大生らしい私服の2名。電話での対応は敬語の使い方がなっていません。店内の振る舞いもお客様と間違う状態でした。オヤジの取り越し苦労かもしれませんが。ランダムトークです。

　マイナンバーでクリーンな業界に。

　マイナンバー制度の話題が増えてきました。財務省、厚生労働省、総務省の3省が共同で運用し、収入や所得税、厚生年金など個人情報が一元的に管理されます。10月からのマイナンバーの通知が始まり、来年1月から運用がスタートします。期間が迫ってきました。果たして、外食企業にどんな影響を及ぼすのでしょうか。正社員を厚生年金未加入のまま雇用している企業はもっての他。マイナンバーで直ぐにバレてしまいます。

　外食業界はパート労働者の厚生年金加入の拡大に抵抗してきました。利益が少ない上に労働集約型の業界です。企業負担分の厚生年金が大きくのしかかると赤字に転落する企業も出てくるのでは、という懸念があります。

　2016年10月からパートの厚生年金適用基準が拡大され、週20時間以上働き、年収106万円以上という条件を満たせば、厚生年金に加入できることになりました。被保険者数501人以上の大企業に限定されていますが、今後この限定が解除される可能性があります。

　国はマイナンバーの個人情報を使ってパート労働者に個別に働きかけが可能です。厚生年金に加入希望者が増えるでしょう。扶養家族のマイナンバーも企業が収集して国に報告しなければなりません。扶養者控除が適正かどうか明確になります。

　また、外国人労働者にもマイナンバーは配布されます。学生ビザや就労ビザを持っている方が対象です。本人からの要望などで所得税を徴収していない企業もあるかもしれませんが、それ白日の下に晒されます。

　公平でクリアーな世の中にしようという大きな流れがあります。SNSを通じて個人が意見を発信でき、それが拡散されて世の中を変えていきます。マイナンバーはその流れに沿っているようです。外食業界にはブラック企業が多いと思われています。このマイナンバー導入と正しい運用で、クリーンな業界へと変身させましょう。