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フードリンクレポート

フードリンクレポート

2015年8月06日(木)15:34

ユニークなそばと本格インドカレーの二刀流!心ゆさぶる独自メニューでファンを増やす「よもだそば」。

繁盛する立ち食いそば屋、行列の先にあるヒット現場!

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取材・執筆 : 須田萌子 2015年8月9日

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 立ち食い寿司、立ち食いステーキ、立ち食い焼肉、立ち食いフレンチに、イタリアン...飲食業界でブーム真っ只中の「立ち食いグルメ」。かつては「立ち食い」と言えば「時間のない時のサクッとランチ」「サラリーマンの昼メシ」「安くて早いが、味はそれなり」というイメージが強かったが、近年は、立ち食いならではの高回転率を活かし、クオリティの高い料理を低価格で提供し、お客様に行列してまでも食べたいと思わせる店が増えている。その立ち食いブームの渦中で特に増えているのが「そば屋」だ。今回は昼夜問わず行列をなし、お客様の心を掴み続けている「立ち食いそば屋」を訪問。各店の特徴をレポートしながら、人気のヒミツに迫る。

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「自家製そば」と「インドカレー」を看板に掲げる日本橋「よもだそば」。店舗の立地は、東京メトロ日本橋駅A7出口の目の前。東京駅の八重洲エリアにも近いオフィス街のど真ん中にある。
 
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「よもだそば」の右隣には、日本橋の地で100年以上の歴史を持つ老舗そば屋「日本ばしやぶ久」。
 
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左隣には、立ち食いそば屋「蕎麦一心たすけ」。そば屋が3軒並ぶおもしろい立地である。

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平日19:30ごろ訪問すると、店内に次から次へとひっきりなしにお客様が訪れ、大にぎわい。営業時間は年中無休で、朝7:00〜夜22:00まで(土日祝は10:30〜15:00)。朝食から夕食まで使い勝手抜群だ。客層はスーツ姿のビジネスマンが多いものの、カップルや女性のお一人様の姿もあり、ターミナル駅の東京駅近辺という土地柄スーツケースを引いた出張帰りのビジネスマンなどもいる。男女問わず幅広い年齢層から人気を集めているようだ。店先には、メニューがずらり。
 
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もりそばやたぬき、きつねなどのそば屋の定番メニューに加え、シーズン毎に変わる旬の山菜・山野草を使ったメニュー、チーズやコロッケ、メンチカツ、ハムカツなどの変わり種メニューも満載。そばと同じくして看板メニューに掲げている「インドカレー」のメニューも揃えている。
 
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ちなみに「よもだ」とは愛媛県の方言で「いいかげん」「ふざけている」という意味だそう。通常のそば屋ではお目にかかれないコロッケそば、インドカレーなど「よもだなメニュー」が揃っているのである。

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注文は食券方式。迷うほどのメニューの多さだが、入店前に店先のメニュー表でじっくり選べるので、お客様はスムーズに食券を購入でき、店側も食券購入による混雑を回避できる。

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店舗の構造は、両サイドに立ち食い専用のカウンター席があり、厨房は店内の左奥にある。店員は若いアルバイト、というよりベテラン風の男性が3名で、調理、提供、食器の洗浄を手際よくこなし無駄なく回転させている。提供時間は食券を渡してから2〜3分程度だ。

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提供カウンターにはトッピング用の天ぷらの誘惑が・・・!天ぷらを前にして思わず追加したくなったら現金で注文可能。

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地下には椅子席がある。全部で7席なので広くはないが、グループ客や女性のお客様には便利である。

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人気メニュー「特大かき揚げそば半カレーセット」(620円)。同店のホームページによれば、国産の玉ねぎをまるごと一個分使った直径10㎝高さ5㎝の日本一を目指したかき揚げとのこと。かき揚げはボリューム満点で、玉ねぎの甘みが詰まっている。
 
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麺は自家製の生そばでやや太めで、しっかりと歯ごたえがある。つゆは化学調味料を使わず、だしも返しも無添加にこだわった濃い口の関東風のつゆだ。
 
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つゆが無添加であることや国産食材を使用していることなど、店内の数カ所にはお店のこだわりが書かれている。読むと安心感が生まれ、利用頻度が上がるとともにお店の信頼につながる。

  「本格和風インドカレー」を謳う自家製のカレーはスパイスの複雑な味わいを楽しめて後味はかなり辛口。あと引く旨さだ。そばつゆを隠し味にしているので、そばとの相性も良い。単品のカレーライス(490円)もあり、そば屋に来てカレーだけを食べるお客様もいるようだ。

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変わり種そばの代表格「コロッケせいろ」(370円)。コロッケは自家製ではなさそうだが、甘めの味わいで関東風の濃い醤油ベースのつゆと合う。

 よもだそばの人気を支えているのは、毎日通っても飽きないほどのメニューの豊富さとエンターテインメント性。実際に食事をしているお客様の会話からも「明日はかき揚げにしよう」と聞こえてきたほど、毎日のランチや夕食に利用されている様子。また、そば屋なのに「インドカレーも旨い」という意外性や、コロッケやメンチカツ、ハムカツをのせたそばなど「ちょっと頼んでみたくなる」「誰かに話してみたくなる」話題性のあるメニューが多いのもよもだそばにお客様がやってくる理由だ。単純にそばがおいしいだけにとどまらず、お客様を楽しい気分にさせてくれる、愉快なそば屋である。

■よもだそば
03−3273−0505
東京都中央区日本橋2-1-20

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