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フードリンクレポート

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2015年7月24日(金)15:01

ランチは立ち食いそば処、ディナーはちょい飲み酒場に変身!使い勝手抜群の「蕎麦たかね」。

繁盛する立ち食いそば屋、行列の先にあるヒット現場!

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取材・執筆 : 須田萌子 2015年7月21日

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 立ち食い寿司、立ち食いステーキ、立ち食い焼肉、立ち食いフレンチに、イタリアン...飲食業界でブーム真っ只中の「立ち食いグルメ」。かつては「立ち食い」と言えば「時間のない時のサクッとランチ」「サラリーマンの昼メシ」「安くて早いが、味はそれなり」というイメージが強かったが、近年は、立ち食いならではの高回転率を活かし、クオリティの高い料理を低価格で提供し、お客様に行列してまでも食べたいと思わせる店が増えている。その立ち食いブームの渦中で特に増えているのが「そば屋」だ。今回は昼夜問わず行列をなし、お客様の心を掴み続けている「立ち食いそば屋」を訪問。各店の特徴をレポートしながら、人気のヒミツに迫る。

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そば粉100%の風味豊かな「十割そば」を売りにする茅場町の「蕎麦たかね」。

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店舗は、東京証券取引所をはじめ、証券会社が多い日本の経済の中心地、茅場町にある。東京メトロ茅場町駅の9番出口から徒歩30秒の駅近立地で、スパニッシュバルのような真っ赤な外観がトレードマーク。界隈にショッピング施設や観光客が訪れるような名所はないため、ターゲットは茅場町付近に勤めるビジネスマンだ。

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店舗の前には「十割そば」をPRする行灯風の看板。

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入り口左手には、石臼もディスプレイされ、本格的なそばを提供していることがわかる。店内のレイアウトは、右側に厨房、左側に客席を設置。客席はお一人様でも気兼ねなく食事ができるよう、壁向きのカウンターを中心に13席程度ある。

 ランチタイムは食券注文方式で、メニューは、名物「天ぷらそば」やざるそば、南蛮そばなどのそばメニュー約10種類とカレーやとろろの丼などのセットメニューを数種類ラインナップしている。

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たかね名物「天ぷらそば」(600円)。玉ねぎ、にんじん、いかげそ入りのかきあげは、どんぶりの直径よりも大きくインパクト大! 

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「十割そば」は平たくやや太め。コシが強く、噛むたびにそばの風味も感じられて食べ応え充分。鰹だしの効いた濃い口のつゆとの相性も抜群だ。

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そばの豊かな香りをストレートに楽しみたいお客様には「天ざる」(600円)がおすすめ。こちらも人気メニューだ。

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そばの量の多さも自慢。普通盛りでも大盛りほどの分量であることが店内に書かれている。男性でも普通盛りで十分満腹感を得られ、風味豊かな十割そばで満足感も得られる。

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提供カウンター脇には、お客様がお好みでトッピングを楽しめるセルフトッピングコーナーを設置。天かす、大根おろし、わかめ、ねぎが盛られており、一人ひとつまみ限りで各種トッピングができる。生たまご又は温泉たまごも一個に限り無料。かけそばやざるそばを注文するだけで、わかめそばやおろしそば、たぬきそば、月見そばまで楽しめる、うれしいサービスだ。

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ディナータイムになると食券注文からレジ注文に変わる。「蕎麦たかね」最大の特徴は、昼と夜で営業形態を変えていること。そばメニューに加えてアルコール類と板わさやチャーシューなどの簡単なおつまみメニューを揃えて「ちょい飲み」にも対応しているのだ。

 平日の19:30ごろ訪問すると、ビールや焼酎を片手に晩酌しているビジネスマンを多く見かけた。

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生ビールはジョッキ1杯380円でお手頃な価格。

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名物の天ぷらそばと一緒に注文しても980円。1,000円札1枚で仕事帰りの一杯が叶うビジネスマンの強い味方。カリっと揚げられた、かきあげはスナック感覚で食べられるので、酒の肴にもちょうどいい。

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ディナータイム限定の「晩酌セット」も用意されている。

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日本酒またはそば焼酎またはビールのいずれかに、11品の中から選べるおつまみ一品とそばがセットで980円。軽くつまみながら飲んで、そばで〆めたいお客様にもってこいのメニューだ。おつまみのメンマやチャーシューは自家製で、鴨やイカの一夜干しも炙ってから提供するなど手間がかかっており、酒の肴にもお店のこだわりを感じる。
 
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訪問時に女性のお客様を見かけることはなかったものの、赤を基調にした外観含め、店内は清潔感があり雰囲気もモダンで入りやすいので、女性も仕事帰りの夕食や同僚とのちょい飲みに立ち寄りやすそうだ。

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カウンターの下にはバッグ収納用の棚も完備。ちょっとした工夫や配慮で、女性のお客様は利用しやすくなる。

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店舗の入り口にはお持ち帰り専用窓口もあり、全商品テイクアウトに対応している。ランチタイムに店で食べる時間がないデスクランチ派のビジネスマンはもちろん、「立ち食いするのはちょっと気が引けるが、おいしいそばを食べたい」という女性のお客様にもありがたいサービスだ。

 昼は立ち食いそば処として、夜はちょい飲み酒場として営業し、お持ち帰りサービスも実施する「蕎麦たかね」。時間帯やシーンによって変わるお客様のニーズに応える営業スタイルで、来店してもらえるチャンスを増やしている。茅場町ビジネスマンの「あったらいいな」を叶えてくれる「使い勝手のよいそば屋」だ。

■蕎麦たかね
03-3639-1007
東京都中央区日本橋茅場町1-6-16

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