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ランダムトーク

フードリンクレポート

2014年11月09日(日)21:34 ランダムトーク

訪日観光客がリードするエスニック。

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取材・執筆 : 安田正明 2014年11月9日執筆

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 横浜港を巡るクルーズ船に乗って来ました。船が大きく陸から遠いため夜景の迫力は弱かったですが、バイキングの中華料理は本格的でした。生演奏、テーブルマジックなどエンターテイメントもあり、観光客は大満足でした。ランダムトークです。

 訪日観光客がリードするエスニック。

 皇居を借景とした丸の内ガーデンタワーが11月7日に開業しました。お堀が目の前に見えるイタリアの3つ星レストラン「ハインツ・ベック」は素晴らしいロケーションです。人気のうどん「つるとんたん」を展開するカトープレジャーグループが経営しています。

 その2階に「メナムのほとり」というタイ料理店がオープンしました。経営するのは西インド会社。歴史上の貿易会社と同名です。代表の外ノ池祐太さんは父親が1985年に始めたインド料理「マンダラ」を引き継ぎ、「メナムのほとり」、タイすき「ムアン・タイ」など現在は5店舗を展開しています。

 外ノ池さんとはフードリンクニュースで2010年に取材して以来、今回の開店で久々にお会いしました。初の商業施設への出店です。最近、リーシング上の品揃えとしてエスニックをデベロッパーは求めています。

 中国を初めとするアジア人観光客が日本に続々とやってきます。銀座の中央通りにはアジア人が溢れ、日本人は肩身が狭いくらい。ラオックスの免税売店の派手さに辟易する日本人もいますが、アジア人観光客が景気を押し上げてくれているのは間違いありません。免税売店は今後、三越、改築する松坂屋、東急不動産が開発中の銀座5丁目ビルと次々に増えていきます。

 そして求められるのが中華料理、エスニック料理店。訪日観光客はもちろん日本料理を求めますが、滞在が長くなれば自国の料理を恋しがるのは当たり前。我々日本人も海外で恋しくて日本料理を求めます。外ノ池さんに施設から出店要請が増えており、「選べる」状況にまでなっているそうです。

 景気の回復と共に、日本人もエスニックを求めます。懐具合が良くなって普段食べてない料理にチャレンジしてみようかとなる訳です。今、景気の良さを感じられるのは東京だけのようですが。

 アジアからの訪日観光客と日本人を巻き込んだエスニックブームがこれから始まります。

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