ランダムトーク
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取材・執筆 : 安田正明 2014年9月14日執筆
日曜は真夏のような晴天でした。お台場で開催されているメキシコ祭りに豊洲から歩いていきました。紫外線が直接当たる感じで、海に遊びに行ってるよう。往復10キロの旅でウチの犬もバテバテでした。ランダムトークです。
世界で「クラフト」酒ブーム。日本酒でもどう?
ブルームーンアカデミーに参加させていただきました。ブルームーンとは1995年にコロラド州デンバーで生まれた米国ナンバーワンのクラフトビールです。ベルギータイプの小麦のビールで今、日本でもじわじわ人気上昇中です。グラスにオレンジスライスを添えて飲むスタイルが目を惹きます。原材料にバレンシアオレンジの皮を使っているのでオレンジとの相性が良いのです。
このブルームーンのヘッドブリュワーであり、創業者でもあるキース・ヴィラ氏が来日し、日本の飲食店経営者のためにセミナーが開かれました。会場は最高ランクホテルのコンラッド(東京・汐留)です。
日本でもクラフトビール人気は広がっていますが、このブームは世界的なもの。その発信源が米国です。米国のブームが英国を始め各国に飛び火しています。南米でもブームだそうです。
米国のビール市場は日本と同じく縮小しています。しかし、通常のピルスナータイプのビールが減少する中、クラフトビールは年々増加しています。2013年には米国ビール市場は2%減。しかし、ビール市場に占めるクラフトビールのシェアは8%。前年に比べ17%も増えているそうです。
「見慣れないビールが飲みたい」、「地元を応援したい」、「手作りがいい」、「ワインに近い」などの理由により米国で、クラフトビールが愛されています。米国内には約2800件の醸造所があり今も増えているそうです。大手ビール会社もクラフトビールの買収を進めています。
ちなみに、ブルームーンはモルソン・クアーズ社の傘下。買収ではなく、元々子会社としてスタートし米国ナンバーワンのクラフトビールにまで成長しました。
クラフトブームの流れで、米国では国民酒であるバーボンのマイクロディスティラリーが数多く誕生しています。欧州ではジンのマイクロディスティラリーが生まれています。ジンは様々なハーブを使うためオリジナリティーが出しやすい。ハーブの香りを立たせるために口の広いゴブレットグラスを使ったジントニックがポピュラーになって来ました。
クラフトと言えば、日本では日本酒です。新たな日本酒にチャレンジするベンチャーが次々に生まれてもよいのでは。フランスのシャトームートンが中国で現地企業と組んでワイナリー経営を行っています。海外でも日本酒を作る外国人が現れるともっと日本酒も面白くなります。
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