シンガポールで3回目の街コンを7月7日に主催しました。リャンコートという明治屋スーパーマーケットや紀伊国屋書店など日系テナントが多数入居する日本志向の商業施設とのコラボレーションです。施設内の日本料理7店舗とその他5店舗の計12店舗が参加してくれました。

　参加者は約150名。日本人率は男性約4割、女性は約2割でした。回を重ねる度に日本人比率が下がり、シンガポール人が増えています。第1回は2013年2月にマリナベイサンズが望めるシンガポールリバー沿いの日本料理9店舗で、第2回目はシンガポール最大の商業街オーチャード通りの日本料理9店舗で開催しました。街コンが徐々にシンガポールでも侵透してきたようで嬉しいです。

　主旨はシンガポールの若者に日本料理を気軽に楽しんでもらうこと。寿司を初めとして日本料理に対して、質は高いけど料金も高いというイメージがあります。シンガポール人が日本に期待することは料理と買い物のようです。カッコよさはKPOPに象徴される韓国で、韓国語を習う若者が増えているそうです。

　第3回の今回で最も人気だったのはグルメ回転寿司「活けいけ丸」。本格的な寿司を食べたい男女で大賑わいでした。ローカルの安い回転寿司チェーンはありますが、中流階級が増え、客単価3～5万円という高級寿司店には行けないが、安物では満足できず5千円前後なら払えるお客様が増えています。

　「活けいけ丸」の客単価は60シンガポールドル前後。シンガポール人は日本酒も飲み、日本人より客単価が上がります。同店は第1回の街コンに続いて2度目の参加でした。高い金額を払ってくれるシンガポール人客を求めています。

　当初はシンガポール人はアルコールを飲まないと日本から来た外食店舗では思われていました。しかし、違います。飲まない方もいますが、打ち解けてくると飲みます。弊社のフードリンク・シンガポール社役員のシンガポール人も当初は飲んだ事を見たことが無かったですが、今では響ソーダを飲んでいます。シンガポール人はシャイなだけで、慣れれば自を出します。街コンもそんなムードが漂ってきました。

　フードリンク・シンガポール社は進出した日本企業とシンガポール人消費者との橋渡しをミッションに活動しています。第4回街コンは11月末に開催する予定です。日本から参加してもいいんですよ（笑）。

街コンで大人気のグルメ回転寿司「活けいけ丸」。