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取材・執筆 : 中山秀明 2014年6月8日
昨今のニュースでトピックとして挙がるように、外食業界が深刻な人手不足に悩まされている。とりわけ目立つのが、ゼンショーホールディングスの「すき家」とワタミフードサービスの「和民」で、前者はストライキ騒動や人員不足による営業停止。後者はいわゆるブラック企業というレッテルが風評被害となり、人材難がささやかれるというものだ。外食業界全体としての原因は、アベノミクスによる景気回復で世の就職状況が売り手市場になったというのがおおむねの見解であるが、一部では特に総合居酒屋の不人気がとりざたされ、その要因が先述の風評被害であるとの声もある。確かに総合居酒屋の業績は芳しくなく、発表されたワタミの連結最終損益は49億円の赤字。「甘太郎」のコロワイドは前期比3%減、「はなの舞」のチムニーは4%減と苦しい状況だ。しかし本当に業態の不人気が採用にも直結するのだろうか。そこで、アルバイト求人誌『an』などを発行する株式会社インテリジェンスに取材を敢行。各外食大手企業の対策を紹介するとともに求人現場からの声を踏まえ、実態を探っていきたい。
「すき家」の店頭に張られたポスター。同社は人手不足による営業停止や、時給の高騰などが大きく報じられた。
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