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ランダムトーク

フードリンクレポート

2014年1月05日(日)17:41 ランダムトーク

2014年予想、くずし割烹、エスニック、クラフトビール。

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取材・執筆 : 安田正明 2014年1月5日執筆

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 あけましておめでとうございます。年末から景気の良さが顕著になってきました。ある日本料理チェーンでは2万円のおせち料理の注文が前年の3割以上増え、早々と受注をストップしたそうです。初詣に千葉の成田山に行きましたが、ウナギなど名物の川魚料理店はどこも大行列です。有名な「川豊」では2千円以上のうな重を求めて、2時間半待ちにもかかわらず行列が増えていました。

 さて、2014年の新しい外食キーワードを予想してみます。

・「くずし割烹」
 京都が本店で、パリ、ハワイと3店舗を展開する「くずし割烹 枝魯枝魯(ぎろぎろ)」が昨年11月に東京・神楽坂にオープンしたと紹介しました。評価・PV共に注目の高い記事でした。同店のHPも面白いです。5000円程度で本格的な日本料理のコースが食べられます。ユネスコの無形文化遺産に認定された和食、その世界観を一般の方々でも味わえます。日本酒人気も手伝って、本格感があってしかもリーズナブルな「くずし割烹」が話題になると予想します。

・「エスニック」
 「バルバッコア」などブラジルのシュラスコ料理店が客単価5千円を超えるにもかかわらず大繁盛しています。街角にはトルコ料理のケバブの店舗を見ます。初詣の露店でもありました。「ケバブボックス」「キングケバブ」などブランドも登場しています。共に、キーは昨年も流行った「肉」ですが、それの民族料理版。ここから文化がプラスされて、海外の民族料理が見直されると思います。バブル時代も当時の日本人が食べたことのなかったタイスキなどエスニック料理が流行りました。但し、「エスニック」という言葉は手垢が付いているので、新しい言葉が生まれてくると予想します。

・「クラフトビール」
 英国や米国で、10年ほど前から人気がじわじわ上がっているのが、クラフトビール。先般、読売新聞の記事でビールの本場ドイツで、ビール消費量が減っている一方で、新たに小さな蒸留所が増えているとありました。日本でも扱う店舗がじわじわ増えていますが、しかし、マニアックな感じで一般の方には近寄りがたい。昨年、米国ナンバーワンのクラフトビール「ブルームーン」が日本に上陸しました。1995年のワールドビアチャンピオンの金賞を獲得し、2008年には全米売上1位となりました。ベルギー産小麦を使用した伝統製法。オレンジスライスを添えて飲むと格別です。サングリアに近い味かも知れません。「ブルームーン」のようなカジュアルブランドが牽引して、クラフトビール扱店が増えていくと予想します。

 他に、変わったところでは、昨年、政府目標の1000万人を越えたとされる外国人観光客に向けてのB級グルメ専門店が出てくると面白いです。免税売店の隣がぴったりです。また、東南アジアでは、ローカル経営のポピュラーな安価な回転寿司に対抗した、少しアッパーのグルメ回転寿司が繁盛するでしょう。日本人が頑張って欲しいジャンルです。

 私の予想は、さてどうなることでしょう。今年の年末に振り返ってみたいと思います。外食の"コレカラ"を探るため、フードリンクニュースは今年もベンチャー経営者、新店、トレンドを追いかけていきます。本年も、よろしくお願いいたします。

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