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ランダムトーク

フードリンクレポート

2013年12月08日(日)18:37 ランダムトーク

屋形船のQSCA、最高でした。

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取材・執筆 : 安田正明 2013年12月8日執筆

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 屋形船に乗りました。東京湾岸の豊洲に10年住んでいますが、実は屋形船は初めてです。富士見という屋形船大手の最新の100人乗りの船に乗りました。船内は靴を脱いで入る、掘りごたつ式。テーブルが縦2列並び、8席単位で区切られています。ちょっと狭いですが、慣れてくれば気になりません。ウォシュレット付トイレが4つもあります。しかも、トイレの床は大理石貼り。船が大きいだけあってほとんど揺れもなし。

 店内は女性スタッフが仕切ります。。股引に肉襦袢、腹掛けという江戸職人の衣装を全員が身に付けて、屋形船の風情を盛り上げます。テーブルの間の1メートル程の中央の通路を器用に小走りで、揚げたての天ぷらを一品ずつ配っていきます。衣が少し厚めですが、美味い。

 江戸風情の感じられる深川から、レインボーブリッジや東京タワーの見える近代的なお台場までの往復3時間近くの船の旅。タイミングが良ければ、お台場で花火も見ることができます。普段は飲み放題付で1人1万円。100席なので一運行で売上100万円。いいビジネスです。東京湾花火の際は一運行250~300万円で貸しているそうです。2020年東京オリンピックの会場近くを通るので、これから益々、東京湾の観光船ビジネスは賑わうこと間違いなしです。

 最初は、正直、海外ツアーでのサンセットクルーズ的な次から次へとこなしていくような扱いで、料理やサービスもなおざりだろうと思っていましたが、全く違います。刺身や寿司の鮮度も高く美味い。ドリンクも瓶ビール、ワイン、芋焼酎、梅酒、スコッチとバリエーションがあり、ちゃんとしたブランドのものを使っています。

 サービスも、女性スタッフはきびきび動き、空いた皿を次々に回収にきて、狭いテーブルをなるだけ広く使ってもらおうと気遣っていることが伝わってきます。観光案内アナウンスをしてくれる年輩の女性もチャキチャキの江戸っ子という感じで、ユーモアを交えたキレのあるトークで船内を湧かせていました。S1サーバーグランプリにエントリーしていただきたいです。

 リピーターを意識して、絶えずブラッシュアップしていることが感じられます。1万円は全く惜しくない金額です。観光地に良くある価格だけ高い店とは異なります。Q(クオリティー)、S(サービス)、C(クレンリネス)、A(アトモスフィア)各々最高でした。街場も負けてはいられませんよ。

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