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取材・執筆 : 安田正明 2013年9月8日執筆
2020年オリンピックが東京開催に決まりました。最終プレゼンでの福島原発についての安倍首相の答弁は説得力が足りないように私は感じましたが、何とか勝てて何よりです。前回の1964年の東京オリンピック時の高度経済成長のように、日本の景気はこれから2020年に向けて上昇していくことでしょう。日本人としての自信を取り戻して消費が上向き、アベノミクスの経済回復基調が本物になることを期待します。
選手村や新しい競技施設も出来る豊洲、晴海、台場などの湾岸地区の再開発が一気に進んでいくでしょう。都心にありながら埋め立てたまま空地となっていたエリアです。それに伴い、商業施設の開発も進むでしょう。欧米ではよくある、海沿いにテラス席が並ぶレストランも出来るでしょう。国際都市には必ずありますが、高層ビルの屋上にルーフトップバーが東京にも出来るかもしれません。
外国人観光客は今年は念願の1000万人を越えそうですが、これから毎年増えてくるでしょう。飲食店も彼らをもてなす術を身に着けなければなりません。言葉だけでなく、宗教への配慮も必要です。イスラム教徒向けのハラル食、礼拝所も考慮しなければなりません。横浜のラーメン博物館には既に礼拝所が設けられています。これは東京だけではなく、ツアーで訪れる地方でもそうです。
飲食店では、頻繁にオリンピック関連やスポーツのイベントが開催されるでしょう。JOCスポンサーは酒類ではアサヒビール。アサヒさんもオリンピックを活用した販促を次々に仕掛けていくでしょう。
東京オリンピックが決まって何よりも良かったのが、日本人の自信が復活すること。バブル時の「ジャパン・アズ・ナンバーワン」時代から長い景気不振で自信を無くしてしまった日本人。アジアでもリーダーの座を中国やシンガポールに奪われつつありました。外食業界でも世界で日本料理がもてはやされていますが、日本人は素直に喜べなかったように思います。これからは自信を持って日本料理をアピールして行けるのではないでしょうか。
日本人が元気がない中、アジア人の間で欧米人への憧れが増しているように思います。スターバックスは進出したアジアの国々ではローカルに大人気です。日本人も憧れられるようになりたいですよね。昨日、アジアへのバックパック旅行から帰ってきた息子が言ってました。「体が大きくて肌が白い日本人はモテる。白人への憧れがあるが、日本人は優しいから好まれる」と。この優しさが「もてなしの心」かも知れません。自信をもって世界で日本人だと言えるようになりましょう。
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