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取材・執筆 : 安田正明 2013年8月11日執筆
東銀座の弊社の近くにある立ち食い蕎麦チェーン「ゆで太郎」では今、生ビール中ジョッキを180円で販売しています。同じく近くにある中華食堂「日高屋」では中ジョッキ300円。暑い日が続いているので、昼間からビールを飲んでいるお客様も見ます。
IRを見ると、「日高屋」では7月に既存店で客数は2.5%増えています。競合する「幸楽苑」では生ビール400円の通常価格のままで、既存店客数は7月3.6%減。「ゆで太郎」は上場していないので実績は分かりませんが、見ている限りは客数が増えているように思います・
「吉野家」でも7月4日からビール500ml中瓶、350ml缶共に280円で販売するキャンペーンを行っています。競合の「すき家」では通常価格の中瓶500円のまま。IR情報で7月の既存店客数を比べると「吉野家」は7.7%増、しかし、「すき家」では9.9%減。
ビールを安く売っているだけが客数増の理由ではないでしょうが、一因には確実になっていると思われます。居酒屋からすれば、同等の価格で生中を販売しているのは「鳥貴族」280円。また、六本木「松ちゃん」、原宿「幸ちゃん」など150~180円で販売している店舗もあります。「ゆで太郎」は最下限の価格でしょう。
ビールが売れないと言われてから長いですが、今年の異常な猛暑でビールへの関心が高まっているのでは。今の外食市場はアルコールでは何と言ってもワインがメインとなっていますが、この夏はビールにも注目すると面白いと思います。
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