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ランダムトーク

フードリンクレポート

2013年7月28日(日)19:55 ランダムトーク

突きぬけろ、ゆとり世代の経営者。

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取材・執筆 : 安田正明 2013年7月12日執筆

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 23日に第6回目のR東海を開催しました。暑くて雨模様の中にもかかわらず、60名もの方々に参加いただきました。深夜1時まで15名が残り、ナビゲーターの新田社長(ジェイグループホールディングス)と語り合いました。会を重ねる度に名古屋が熱くなっています。

 会場のルーセントタワーの最上階からは、名古屋駅前の再開発が一望できます。日本郵政、JR、大名古屋の3つの工事現場です。まだどれも地上に出て来ていませんが、2015年の完成時には、高層タワービルが乱立し、名古屋駅前が景色が一変します。名駅マンハッタン計画とも呼ばれているそうです。東京、大阪の再開発が一段落した次は、2015年の名古屋です。

 R東海で、よく話題になるのが、プレゼンしてだいたライジングベンチャーの方々の堅実さ。コンセプトは理論的で、リスクヘッジのために複数の業態を持とうとし、堅実な出店計画です。社員教育や待遇にも注力します。

 新田社長は起業当時を振り返ります。「手持ち3000万円でスタート。沢山抱えたスタッフを食わさないといけないので、1億円以上をかけて150席の居酒屋をオープン。1ヶ月後には2号店、そして3号店。お金は貸してくれないので、家主や業者に支払いを先延ばししてもらう。とうとう詰まった時に、得意のディスコをオープンさせ、ドカンと儲けて返済した」と豪快な話です。「マハラジャ」時代の信頼があったから出来たことだと思います。

 堅実な外食経営者の出現は、「ゆとり教育の影響でしょう」とある方が指摘してくれました。つめこみ教育の反動で、1980年度から小学校で始まりました。高度成長の時代は、先進国に追いつけ追い越せでがむしゃらに日本人は競って頑張ってきましたが、先進国の仲間入りをしたら今度は、ゆとりに変わったように思います。

 新田社長といい、ダイヤモンドダイニングの松村社長や、エムグラントフードサービスの井戸社長、APカンパニー米山社長、サブライム花光社長のようにがむしゃらに競って成長するというような経営者は、日本の教育面から見ると育ちにくくなっているのでしょうか。

 堅実も良いのですが、自分の考えを信じてがむしゃらに突き進んでいくことが、今の私には素晴らしいように思えます。しかし、堅実な今の経営者からも私の思いもよらない理論で成長する方々が出てくるかもしれません。この辺りはニュートラルな目で見続けていきたいと思います。

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