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取材・執筆 : 安田正明 2013年5月6日執筆
R関東に登壇していただく。セリュックスHDの大塚社長に久しぶりに会ってきました。米国で展開するラーメン「Jinya」で今話題のラ・ブレア ダイニングに勤めた後、韓国料理「テジ東京」で創業。その後、客単価1万円の和食「暗闇坂宮下」を買収、さらに2011年にはレインズインターナショナルから「レッドロブスター」を買収したことで一気に外食業界内で知名度を上げました。現在、35歳。若くしてこれだけの買収を仕上げたミステリアスさも魅力です。
「レッドロブスター」はシーフードレストランとして立て直し、売上高は前年プラスを続けているそうです。新店からデザインは、HUGEの店舗も手掛けるアッタの戸井田晃英氏がリニューアル。明るい内装で、昨年10月開店したハウステンボス店から採用されています。今後の新店は全て戸井田氏による新デザインとなるそうです。さらに、宮城県の協力を得て石巻市に1000店舗分を供給できるセントラルキッチンを20億円で建設する計画。自社では余るので外販を予定していると言います。
セリュックスHDの中で最も勢いがあるのは、東京スカイツリーの地上345メートルにある展望レストラン「634(ムサシ)」。東武ホテルから運営を受託されています。夜のコースは13,860円、17,325円の2本。月商3000万円の見込みが何と2倍の6000万円で推移しているそうです。
今まで、デフレ業態で溢れていた中で、高単価業態が少しずつ存在感を表してきました。昨日夜、テレビを見ていたら、フレンチ「モナリザ」(東京・恵比寿)で3万円のコースのデートでの楽しみ方をお笑い芸人を使って分かりやすく説明していました。今までも高級店を取り上げる番組はありましたが、視聴者が利用することを前提にした内容は長らく見たことがありませんでした。
ニューヨークスタイルのオイスターバー「オストレア」も1万円以上を支払うお客様も多い店舗です。この4月には東京・恵比寿に6店舗目を出店しました。資産家の方々は株の含み益でホクホク、金を使い始めました。輸出型企業の業績は円安で上がり、そこで働く方々の賃金は未だ上がってはいませんが、期待できます。時代の潮目が変わってきました。5月21日開催のR関東では、東京から景気の良い話題を発信します。
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