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ランダムトーク

フードリンクレポート

2013年2月10日(日)20:34 ランダムトーク

自分の言葉で接客しよう。

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取材・執筆 : 安田正明 2013年2月10日執筆

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 接客日本一を決めるS1サーバーグランプリの前夜祭ともいえる、S1エキシビジョンが2月7日に東京・中野にて開催されました。第5回の大谷尚子さん、第6回の平本道一さん、第7回の深見浩一さんの3名の優勝者の模範接客が学べました。3名で9問というサービスの難題に対して次から次へとアドリブで解決していきます。

 自然体で臨機応変にお客様の難題に応えていく様に、会場には何度も笑いが起こりました。サーバー仲間の観覧者はしきりにメモを取っていました。言いなりにならず、お客様の心をつかみ自分の思う方向に導いていく。その様は、お客様を支配していました。

 S1導入企業経営者のグループディスカッションでは、生産現場にスタッフを連れて行く話で盛り上がりました。そこでの経験を店舗に帰ってお客様に伝えると、お客様も喜んで注文してくれる。デフレは感じたことがないと、仙台のスタイルスグループ 佐々木浩史さん、広島のフレンド商会 池田寛さんは話してくれました。

 そんな彼らでも、キッチンが丹精込めて作る料理をホールに立つ自分たちでさえお客様に伝えきれていない場合があったと反省していました。生産者の話だけでなく、店舗レベルでのこだわりもちゃんとお客様に伝えることが重要です。

 高級店は接客に力を入れて売上が伸びていると神奈川のエイト 近藤一美さん。ダイナック 関口忠義さんが社内接客コンテスト「D1グランプリ」を開催し接客レベルが上がったと。デフレの時代、新規よりリピート客の重要性が増します。リピートさせるために接客の重要性が益々注目されているようです。余談ですが、景気の良いシンガポールでは接客のレベルが低くてもどんどんお客様が入っています。羨ましいですが、日本のバブル時代も同じでした。

 自動販売機や工場のようにお金を払えば、料理がポコッと簡単に出てくるというような感覚をお客様が持っているからデフレが進む。工場のように思われていれば価格が下がって当たり前ですよね。今のマクドナルドの店舗は自動販売機だと私は思います。だから、いくら価格を下げても業績が悪い。もっと下がっていいのではと思われている。

 デフレの中で接客はとても重要ですが、問題は質です。マニュアルの言葉が話せることで質が上がったというのは間違いです。お客様もシビアになっているので見抜かれます。生産現場の苦労、キッチンの手間暇を自分の目で見ることにより、お客様に説得力のある言葉が生まれます。

 例え、乱暴な言葉使いでもその人の気持ちが込められた言葉であればお客様の心に訴えることができます。そう思いませんか。自分の言葉で接客しましょう。毎朝来るお客さんと雑談ができれば、朝マックも楽しくなると思います。

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