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ランダムトーク

フードリンクレポート

2013年2月03日(日)18:02 ランダムトーク

バンコクは日本人同士で成り立つ海外出店。

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取材・執筆 : 安田正明 2013年2月3日執筆

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 タイ・バンコクに久々に訪問しました。タイの実質GDPは2012年で5.57%と推測されています。シンガポールは同年2.08%であり、2011年の洪水の影響から完全に回復しています。2013年はさらに、5%のプラス成長を見込んでいます。中心部には駅に連結する再開発が多数。郊外の駅でも商業施設の建設が進んでいます。

 東南アジアはどの国も成長しています。政府は最低賃金を徐々に上げて、中間所得層の成長を促しています。方や管理も徹底。不穏分子を排除する。タイでは朝9時と夕方6時には国家が流れ、その間、国民は直立不動です。魔法がかかったかのように突然立ち止まるので、旅行者には驚きです。また、国に刃向う発言は監視されています。

 日本料理店はタイ全国で1500店舗、バンコク市内に集中しており1200店舗と言われています。バンコクの面積はシンガポールの約2倍。ちなみに、シンガポールの日本料理店は500店舗。

 タイに在留届を提出している日本人は2011年10月1日で5万人。しかし、現地の方に聞くと、様々な目的で滞在している日本人は合わせると、30万人はいるのではと。確かに、歩いていたり電車に乗っていると、やたらと日本語が聞こえてきます。日本料理店では日本人客で賑わい、募集するスタッフも日本人。しかし、現地で応募してくる日本人の質はよくないと人材紹介会社の方が話してくれました。

 シンガポールとは異なり、日本人相手だけでビジネスが成り立つのがバンコク。日本から進出しても、英語ができなくても、タイ語ができなくてもビジネスになる。日本国内に出店するのと同じ感覚。客単価も日本円に換算してほぼ同じ。人気の居酒屋「なぎ屋」の客単価は1000バーツ、約3000円。9割は日本人客。家賃は上がっていますが、人件費が上がったとはいえ、最低賃金が9000バーツ、約2万7千円なので、FLは日本より低く収まるでしょう。

 バンコク駐在のビール会社の方に聞くと、毎日のように日本から出店のための視察者がやってくると言います。語学の弱い日本人には身近な外国です。「大戸屋」の東南アジア進出はここから始まりました。但し、日本料理店同士の競合が激しくなっています。勝負は、タイ人を顧客にできるかにかかっています。


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