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フードリンクレポート

2013年1月20日(日)18:43 ランダムトーク

新年と旧正月で盛況のシンガポール。日本は?

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取材・執筆 : 安田正明 2013年1月20日執筆

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 シンガポールの新年は、通常の企業は12月31日と1月1日の2日間の公休だけ。中国系の方々の比率が約8割を占めるシンガポールでは新年と言えば、チャイニーズニューイヤー、旧正月。毎年日程は変わりますが、今年は2月10~12日が公休。

 先週、シンガポールに滞在しましたが、ショッピングモールでは、旧正月を祝うイベントが盛り沢山。中国の民芸品や中国ツアーを販売するイベントが開かれています。シンガポールは中国人が主体の国ですが、中国系の方々に聞くと、自分は中国という国とは関係ない、シンガポール人だと口を揃えて言います。私の感想では、旧正月はルーツである中国を思い出そうよというイベントに見えます。

 旧正月には、家族や親戚とともに大人数で食卓を囲む。家で祝う場合はケータリングが花盛り。また、街では中国料理店が大繁盛だそうです。その旧正月の間は他の料理店はクローズ。ただ、日本料理店で働いていた方が言っていましたが、数年前に偏見を捨てて開店していると意外にもお客様が入ってくるのでオープンが恒例になったとも話してくれました。

 旧正月の休暇は海外に行く方も多いようです。私の30歳の友人は仲間でバンコクに行くと話してくれました。シンガポールで8店舗を展開する日本のアパレル「ユニクロ」では12月からダウンジャケットを販売していました。この暑い国で誰が買うのかと思いきや、普通の方々が休暇で北海道やヨーロッパなど寒い場所に旅行するために購入しているようです。

 1月1日の正月も休む方が多く、ある外食経営者の方に聞くと1月の2週目まで大幅に売上がダウン、どうなることかとヒヤヒヤしたが、14日の週から戻り始めてほっとしていると。

 総じると12月31日から2月中旬まで何となく浮き足立っているのがシンガポール。訪問する度に思いますが、富の蓄積がどんどん進み、人々に自信がみなぎっているのを感じます。

 かつての「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われたバブル時代。1989年に三菱地所が米国ニューヨークのロックフェラーセンターを買収して、日本の経済力を世界に誇らしげに示しました。このままではシンガポール人が持っている日本への尊敬の念は風前の灯のようになってしまうかも知れません。

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