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ランダムトーク

フードリンクレポート

2012年12月26日(水)09:14 ランダムトーク

企業と個人がドライな時代の忘年会。

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取材・執筆 : 安田正明 2012年12月23日執筆

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 忘年会まっさかりですね。先週金曜21日が最高の人出でした。弊社も目黒駅近くの沖縄料理店で忘年会を開きました。120席ある店内は満席。沖縄料理ですが、工夫された豚鍋が人気でした。

 タクシーの運転手に聞くと、先週は毎日忙しかったようで、思わず笑みがこぼれていました。出張から東京駅に帰った夜も運転手から「お客さんも忘年会ですか?」と楽しそうに話しかけられ、疲れていたので少しむっとしたほど嬉しそうでした。

 ここ数年、大規模な企業忘年会が減り続けています。企業の忘年会は毎月の給料からの積立金で賄われることが通例でした。積み立てた金を取り戻そうと、皆が忘年会に参加する。

 しかし、給料の減少と共に積立金を支払うことを嫌がる社員が増え、積立制度自体が機能しなくなっているようです。従って、企業忘年会が減る。開いたとしても、積立金が減っているので、客単価の低い店にしか行けない。

 忘年会は個人の金から支出するように変わってきています。納得のいく仲間との忘年会にだけ金を使う。「久しぶりなんで美味いもの食べに行こう」となる。そんな店に選ばれると、お客様にとり年に一度の楽しい時間となり、財布の紐が緩む。リーダー的存在が自分のとっておきの店に連れて行こうとします。

 企業忘年会というのは、企業は家族という高度経済成長期の名残。企業と個人の付き合い方がドライになった今では嫌がられるものになってしまいました。外食業界は今も家族という感覚があり、皆で飲みに行ったり、旅行に行ったりするのが好きです。しかし、他の業界は違うんです。そこを念頭に入れて、集客を考えなければいけません。

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