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フードリンクレポート

2011年8月31日(水)11:24 トレンド

分煙すらも禁煙への移行過程の特例処置としか認められない。

兵庫県が成立目指す飲食店大量死を招きかねない危険な“禁煙条例”。(4-1)

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★★★★★3.2

取材・執筆 : 長浜淳之介 2011年8月31日執筆

キーワード :       

神奈川県に続く全国2例目にあたる、兵庫県の受動喫煙防止条例の骨子案のベースとなる、検討委員会の審議内容をまとめた報告書が、井戸敏三兵庫県知事に提出された。ところが、この兵庫県が条例化を目指す内容は、客席面積75平方メートル以下の小規模スナック・バー等を除いて飲食店は禁煙義務となっており、分煙は禁煙に至るまでの暫定的措置で認められるに止まっている。実質的な禁煙条例となる可能性が強く、今まで愛煙家のオアシスとなっていたお店が、大量に廃業に追い込まれかねない危険性をも伴っている。兵庫県の狙いと飲食業界の対応をレポートした。4回シリーズ。

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兵庫県庁。

 兵庫県は神奈川県に続いて全国で2例目となる、受動喫煙防止条例の制定に向けて、昨年6月より過去9回、有識者を中心とした兵庫県受動喫煙防止対策検討委員会を開いていたが、7月29日に審議内容をまとめた報告書が、井戸敏三兵庫県知事に提出された。

 今後はこの内容をもとに県の事務方で骨子案が練られ、兵庫県議会に提出されて、今年度中、つまり来年3月までの条例制定を目指すスケジュールとなっている。既に「受動喫煙防止条例(仮称)における規制内容(案)」が作成されている。

 兵庫県の目指すものが、飲食店については「基本的に禁煙または分煙」、「客席面積100 平方メートル以下の小規模店舗は努力義務」といった範囲内ならば、神奈川県という前例もあり、まだ対処のしようもあろうというものだ。

 しかし、兵庫県では神奈川県よりもはるかに厳しい基準を設けようとしており、客席面積75 平方メートル以下の小規模スナック・バー等を努力義務としている他は、全面的に飲食店に対して禁煙義務を課する方針である。

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兵庫県の"禁煙条例"による飲食の売り上げ低下、景気にも影響される。

 小規模スナック・バー等を努力義務とする理由は、通常妊婦や未成年者の立ち入りが想定されず、店舗面積の狭さから分煙や時間禁煙が困難なためとしている。
確かに、たばこの吸い過ぎは、市民の健康に影響を及ぼし、肺癌など呼吸器系疾患の危険性を高めるかもしれない。また、自らが望まない受動的な喫煙によって健康被害を受けるのは、誰も望まない。受動喫煙を防止するのは社会的要請に適っている。

 しかしながら、不特定または多数の人が利用する室内空間のうちで、喫煙者と非喫煙者を分けて対応することが困難な役所、病院、学校のような公共的施設で禁煙義務を課するのはまだしも、禁煙、分煙、喫煙可を外からわかるように明示しておけば顧客が選べる飲食店を、どうしても禁煙義務とし、実質的に喫煙者を店から完全に締め出す条例をつくる必要があるのだろうか。受動喫煙防止の域を著しく逸脱しているのではないのか。

 真意を兵庫県健康福祉部健康局健康増進課に聞いてみた。

 「WHO(世界保健機関)でも厚生労働省でも、受動喫煙を完全に防止しようと思えば、本来は禁煙にすべきという見解を示しています。ただし、兵庫県としては禁煙に至るまでの暫定的措置として分煙の義務や時間禁煙の義務を認めています。飲食店で新しく施設をつくる時に禁煙でなければ認めないと言っているだけで、神奈川県よりどう厳しいと言われているのか、理解できませんね」。

 暫定的措置として、分煙の場合は、スペースの3分の1以上を義務、2分の1以上を努力義務としている。

 時間禁煙の場合は、未成年者が利用する時間帯を中心に、営業時間の3分の1以上を義務、2分の1以上を努力義務としている。時間禁煙は客席面積75平方メートル以下の小規模店舗でのみ認められる。

 ただし、分煙も時間禁煙もあくまで暫定的措置との表現からして、将来的には禁煙義務とし、分煙も時間禁煙も認めない条例にしたい意図は明白。

 「数ヶ月や1年のうちに禁煙にしろとは言っていません。世界的に公共的施設の禁煙化が進む中で、将来的に決めていくことです」と、担当官は恐らくは自らが部署の任期が終わって他の部署に配置転換になった後に禁煙義務に移行するスケジュールを想定しており、条例制定後の責任までは負えないニューアンスであった。

 要は、兵庫県の事務方にしてみれば、受動喫煙防止とは禁煙とイコールなのである。

 WHOが提唱しているが世界的に現状支持されているとまでは言いがたい、人が集まる公共的施設はすべからく本来禁煙にすべき、本音を言えばこの世からたばこを無くすべきという、過激な禁煙原理主義の前提に立っており正義だと信じ込んでいることに注意したい。

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読者からのコメント

喫煙習慣という未開土人の習俗を守ろうとする日本たばこのステマ記事

投稿者 : 日本タバコ : at 2012年2月22日 00:44

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なんだかなあ

だんだん、住みにくくなっているような気がするのは俺だけだろうか・・・・・

投稿者 : ゆうじ : at 2011年9月 7日 21:13

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分煙や喫煙マナーの向上すら徹底できないのにネ。
店で吸えなきゃ、路上で吸ってポイ捨てする人が増えるに決まってる。
禁煙を強制するなら、まずはタバコの販売をやめるべき。

投稿者 : gumiko : at 2011年9月 7日 20:32

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現在の神奈川県の景気動向、禁煙にしたことによる経済的影響を調査して、それを神戸に当てはめて試算して決める。会社では常識、役所では非常識。景気が下がって役所の人件費削られたらええんちゃいますか

投稿者 : とりお : at 2011年9月 1日 11:53

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やりたいこと、言いたいことは理解しますが・・・
役所だからとの横暴さが見えすぎて気分が悪いです。

投稿者 : まるぴー : at 2011年9月 1日 08:47

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時代の流れでしょうか、致し方無いとも言えます。

投稿者 : まるお : at 2011年9月 1日 02:32

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許せない!

投稿者 : PUNKS : at 2011年9月 1日 01:31

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