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| 2002年1月に発覚した、雪印食品牛肉偽装事件。その偽装の実態を内部告発し、消費者が食に「安全と安心」を求める潮流をつくり出したのが、西宮冷蔵・水谷洋一社長だ。しかし、その後、荷主の撤退が続き、同社は自主廃業に追い込まれる。自宅の電気も止まるどん底の生活の中、水谷社長は不屈の闘志で再起を目指し、支援者たちの励ましもあって、ついに営業を再開する日が来た。水谷社長に波乱に満ちた2年半の苦闘と、食の安全、安心にかける思いを直撃インタビューした。
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営業再開も、なんと神戸税関が弾圧行為を
−−−営業再開おめでとうございます。廃業中は大阪の歩道橋で本を売られたりして、生計を立てていらっしゃったと聞いています。たいへんなご苦労をされて、息子さんも大学を中退され、ともに再建を目指す中で再度、スタートラインに立たれた。今の心境はいかがでしょう。
水谷 3月に電気が再送電されて、4月に冷やし込みが開始され、冷やし込みには約1カ月かかりますので、5月に初荷といった流れです。もう、牛肉偽装に関しては、裏のボスであったハンナンの浅田満・元会長は挙がったし、表のボスである日本ハムは先んじて挙がっています。客観的に見つめると、最後の攻防戦を繰り広げる段階まで来ました。
−−−しかし、神戸税関は「保税蔵置場許可」を不可にして、西宮冷蔵が輸入商品を扱えないようにしてしまいましたね。13億円の借金が理由だそうですが、これは雪印食品を告発される前からの借金です。以前は許可していたのですから、水谷社長が納得できないのも理解できます。告発後に取引先が撤退しなければ、返済は続いていたわけですから。
水谷 このまますんなり西宮冷蔵が復活されてはというメンバーが、霧のかなたで暗躍しているのは見えます。でも、霧は晴れつつあって、見つかると不都合なことになるので、十重二十重に包囲網を引いて、西宮冷蔵に商品が集結しないように図っている。でも、そうした事態はあらかじめ十分に予想できたので、変化球を放ってみようかと。
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